●色彩俳句0228・銀04・石川一歩01・2015-05-27(水)
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○「泉湧く金砂銀砂を噴きあげて」(石川一歩01)
〈ぎん銀〉silver#c0c0c0
季語(泉・夏) 「いずみわくきんさぎんさをふきあげて」(「俳句界201106」より引用)
【鑑賞】:「金銀」の両方がでてきますが「銀」をとります。いかにも湧き出る泉の透明感がつたわってくるような句です。今までの「金銀俳句」としては、「→銀よりも金は冷やか金閣寺」(→藤崎久を)、「→照れば金日かげれば銀芒かな」(下村梅子)があります。
○石川一歩(いしかわいっぽ)
○好きな一句「植ゑ終へて田に太陽の一つずつ」02
季語(田植・夏) 「うゑおへてたにたいようのひとつずつ」(引用同上)
【Profile】:1940年、佐賀県出身。1982年、「日矢」の→清水基吉に師事。1988年、熊野青斧の後任として、「日矢」北九州俳句会支部長となる。1996年、日矢「好日賞」受賞。北九州市民賞受賞。2002年、「色鳥」創刊主宰。俳人協会会員、北九州俳句協会会長。
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