旭光学(現ペンタックスリコー)のタクマーレンズ55mm F2。
1959年から4年間ほど販売されていたようです。
私の持っているミラーレス機で使用すると
110㎜換算のちょっとした望遠レンズになります。
これ以降の標準レンズ(55㎜ f1.8)と比べると
被写界深度(ピントのあう範囲)が浅く、画像も暗めの印象。
絞りリングの操作も使いにくいと感じます。
ただ、このレンズは私の所有するレンズの中で、
もっとも「清潔感・爽やかさ」のある発色・表現をします。
どうしても「暖かく」撮れてしまう拭き漆の漆器も、
シャープに撮ることができると思います。
漆関係の商品はほとんどこのレンズで撮影しています。
使いやすいレンズではないのですが、
使用頻度のとても高い、手放せないレンズです。
機会があれば、もう一本予備にほしいところです。