オリンパスのG.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.4。
1970年代に作られたレンズで、とても好きな一本。
アダプターを使ってミラーレス機で使っています。
私のミラーレス機では100㎜の望遠レンズになってしまいます。
重く、がっしりした作りで使っていて気持ちが良いです。
少ない光量では、柔らかな線になる印象。
場面をフワッと拾う感じ。
タクマーの50㎜F1.4とは異なった発色。
絞りを開いた状態では、青っぽい光が入ります。
F2.8まで絞ると青い光は消えてきます。この中間を探すのが楽しい。
光の玉は、絞りと同じ八角形に。
光量が十分であれば、絞ってキリッとした描写になります。
この二面性が、良いなあ。
シャープな人工物の描写も得意な印象です。
解像度は現行品を含む私の所有するレンズのなかで一番だと思います。
上画像は三脚を使いF16まで絞ったフライリール。
肉眼では確認できない繊維埃やライン表面の穴・・・・・・・
ただ、マクロ(接写)する機能がアダプターについていないので、
タクマーより持ち出す回数が少ないです。
接写するためには下画像の「接写リング」が必要です。
持ち歩きと着脱が・・・ちょっとだけ面倒です。
いつかは、フルサイズのセンサー(フィルムカメラと同じ)を使ったカメラで、
本来の、標準の画角で撮ってみたいと思います。