Aonsiwate Blog

フライロッド・漆器製作と岩手のくらし覚書

「野つけうるし」の漆器

2020-04-22 21:47:50 | エキチカの漆市

岩手県安代で修行して、現在北海道北見市で製作活動をおこなう「野つけうるし」菅原咲氏。網走産の漆をつかう最北の塗師です。熱心に活動されていて、今回入荷しました漆器を見ましても、すばらしい実力・センスを感じます。


3.8寸汁椀 朱色・溜色 各12,000円(税込)

スタンダードな丸みをもつ少し小ぶりな汁椀です。木地は水目桜。

特徴は、なんといってもこの光沢感。

網走産の漆の特徴でしょうか。

艶消しに近い表面は、使い込んだ先の変化が楽しみです。

 

朱の色合いも素晴らしく、うすく残る刷毛目もきれいです。

高台裏には「野つけうるし」のサインが入ります。

漆の木をアレンジした化粧箱に入っています!


4寸汁椀 朱色・溜色 各12,600円(税込)

少し大ぶりな汁椀です。けんちん汁など具の多い汁物にあう漆器です。

 

こちらも塗面が美しい・・・

 

専用の化粧箱でお届けいたします。

 


 

3.8寸と4寸のサイズ感の違い。

 


塗り箸 朱色・溜色 各4,000円(税込)

長さ230㎜のどなたにも使いやすいお箸です。

汁椀と同様の仕上げで、お揃いでいかがでしょうか。

 

 

パッケージは紙で包む斬新なもの。

当店では二客セットでギフトに選ばれています。

 


菅原氏が修行していた時の同期が、漆工キノシル斎藤氏、ウルシBOX寺嶋氏。

一年後輩が丸三漆器青柳匠郎氏、漆工汽水佐々木氏。

皆高い技術で自分の道を進んでいます。

志と才能が集まって、その空気が技術を底上げする、そういうことなのでしょうね。


エキチカの漆市活動ですが、お客様と漆職人との対面販売を基本として活動してまいりました。

しかし、昨今の事情を鑑みますと対面販売(催事)は危険を伴うと考えられます。

事態が落ち着くまで、催事が再開できるまで、期間限定ですが通信販売を行おうと考えています。

サイトは現在製作中ですが(出来ましたらまたご連絡いたします)、商品は揃っておりますのでご希望ありましたらコメント欄よりお問い合わせください。

エキチカの漆市 稲垣元洋