Aonsiwate Blog

フライロッド・漆器製作と岩手のくらし覚書

ああ岩魚ぞはしる

2019-09-29 08:54:52 | フライフィッシング

秋の渓流には、寂寥感がある。夏とは陽が違っていて、光が水で躍らない。

高揚感は少なく、キャスティングの合間に現実が差し込む。

 

掛かる岩魚に秋の錆び色がうかぶ。

 

 

萩原朔太郎の詩、「岩魚ー哀しきわがエレナにささぐー」

わたしには、作者が釣りをしたのかも、作詩のバックグラウンドもちょっと不勉強だけれども、

詩中渓流の寂寥感、想いに至る経緯、この空間で触れる岩魚の存在、

なんだか手に取るようにわかる気がする。

 

 

 

 

 



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