先日漆掻職人の大森氏に作業を見せていただきました。
特殊な作業で、長く修業しないと体得できないと感じました。
使う道具も本当に独特。
下画像は「カキタル」。採取した漆を溜めていくタルです。
どうやって研ぐのか想像できない「カンナ」。
これで漆の樹皮に傷をつけて漆液を染み出させます。
二年使うと壊れてしまうそうです。
大森さんのカンナは特別仕様で、角度が違いました。
下画像は「カマ」。
漆の樹皮を調整するために使います。
普通の鎌とはかなり異なった形状・厚さです。
大事に使っても一年で壊れてしまうそうです。
現在、日本で漆掻きの刃物を製作できるのは青森の中畑文利氏ただ一人だそうです。