秩父神社に祀られている、天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)=妙見様を彫ってもらいました。
(元はインドの神様が日本に来て妙見菩薩となり、明治の神仏分離令で神社で仏は祀ることが出来なくなったので、天之御中主神を当てた、そんな事情があるようです。)
妙見様は、北極星や北斗七星を神格化した神様で、秩父神社では「おんな」神として祀られておりますが、日本の神社仏閣を見てみれば、性別も定まらない神様で、「世界の始まりにして中心」の存在。
玄武(北方を司る神で亀の姿、水の神様)に乗り、静かに佇む妙見様。
不変、不動、そして絶対の存在と思うと、心弱っている時など、ちょっとおすがりしたくなります。
人生は元より先のことなんて分からないけれども、生きていくしかない道。
コロナで先行き不透明な道を歩いていると、いつ明けるとも分からない気分になり、気も弱ります。
そんな、道を見失って困っている人に、「進むべきはこちらですよ」と優しく語りかける、そんな妙見様。
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