和小物、和のもの、日本の心を贈るなら

和物、和柄が好きな方。ギフト、プレゼントにおすすめの伝統工芸と和雑貨の店、通販もやってます。江古田に実店舗あり。

10年後の江古田より。そして次の10年も平和でありますように。

2021年03月11日 | 日記

軒先に出しているキラキラマスク。

こういうの、ついつい女性は引っ掛かりがち。

 

あっても困らないし、安いし・・・と、買う気が無くとも「一番好き」を選ぶ楽しさを味わうのです。

 

どこへも行かず、日々近所だけを歩いて終わってしまう方には、こんなささやかなことだって必要!とわたくしは思う派。

 

そうして、かれこれ黙祷の時刻という頃にやってきた小柄な高齢女性が、ミリタリー迷彩柄をお買い上げ。お年寄りとミリタリー。こういうところが、江古田の住民の面白いところです。

 

江古田は今日も平和でした。

 

あれから10年経ちましたね。

東日本大震災の後だって、各地で自然災害は続き、災害の多い国だったんだなと、改めて思います。自分は安全で安心なんて、言い切れない。

 

10年前は、放射能相手の見えない不安と向き合い、大変な思いをしました。でも今は、当時の不安を手放して過ごしている方は、多いのではないでしょうか?(代わりのコロナに右往左往ですけどね、、、

 

私は10年前、絶望的な災害を目の当たりにして、生きる希望を失いかけました。おかげで、どうせ生きてるからには、やりたいことやろうと踏ん切りつけて、開業できました。

 

10年前、誰もが不安だった事を思い出せば、コロナもそのうち乗り越えられると信じられます。

 

それにしても、東日本大震災の頃は、遠くの人も被災者同士も、みんながみんなで助け合おうとしていたし、SNSでもその流れを凄く感じられ、一体感あったのに、コロナに関してはバラバラ感が凄くて、寒々しい気分になる事が多くなりました。

 

この10年で、ジワジワと皆暮らしぶりが悪くなってきていたせいなんだろうか…と思ったり。

 

あの震災の当時、概ね全員が平和な暮らしでした。

だから皆にいくらか余裕があって、困っている人に金モノ時間行動とおすそ分けする気概もあったんだろうと思います。

 

この事からも、まずは自分や家族が足りて幸せ感じてこそ、他者への援助が出来るんだと思うのです。大それた事は、一人ひとり、出来るものでもありません。だからこそ、今日も明日も機嫌よく過ごせる事を頑張ればいいと思います。

 

そして、

私がもし今心残りたくさんで死ぬとしたら、家族や友達が幸せに暮らしてくれたらいいなと思います。無くなった方達が家族や友達を思った時も、同じ気持ちだったはず、と思うんですよね。

 

だから、

どうせ生きるなら、みんな幸せなひとときを過ごせますように、と祈った黙祷タイムでした。

 

楽しく生きても、思い悩んで生きても、時間は同じ。

それなら明るく楽しいひと時が長く続きますように。

明日も、機嫌よく、お店番をしたいと思います。

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和の心を贈る、伝統工芸と和雑貨の店

「暮らしを美しむ小道具の店 環」

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