本日は、環の定番、蚊帳ふきん。
たまに「この店で一番売れているものは何?」という質問をされます。正直、開業1年目2年目は自分でもよく分からなかいな~と思っていたものですが、販売数や売上金額、コンスタントに動くなど、総合判断でいえば、やはりこちらの「蚊帳ふきん」
蚊帳に使われていた粗めの織り方をした布を、数枚重ねて縫い閉じたふきんが蚊帳ふきん。農業で日除けに使う寒冷紗も仲間。ガーゼも仲間。
今どきの生活事情だと、和室で長押や鴨居があるような、蚊帳を吊るような部屋になっていないし、防犯のために閉めきって暮らしているし、エアコンはあるし、蚊帳はそういう流れで廃れていった生活道具。
この蚊帳織りですが、聞いた話では網戸が普及し、蚊帳の需要が激落ち。閉鎖した工場の機械を廃棄するにしのびないと思った奈良の工場が、織機を引き受ける。織機=道具は財産ですからね。
そうして、生産者が奈良に絞られる、注文が集まるようになり、奈良の蚊帳織り産業が生き残ったという話を聞いたことがあります。
今では蚊帳以外の用途に使われている事が多い蚊帳織りです。今の若い人には、蚊帳がどんなものか触ったことがない、思い浮かばない方がほとんどだと思うのですが、それでも蚊帳という名前が残っているのが、店主的には面白いなと思っていたりして。
環の蚊帳ふきん。
素材はレーヨン、再生繊維です。生地は6枚重ね、33センチ角のサイズが台所仕事に調度いいということと、最初の糊落ちがいい、割りと厚みがしっかりあるので拭きやすいのと、備長炭のおかげなのか、嫌なにおいがたちにくいということで、リピート買いの王様的な存在です。
1000円以下なので、気軽にお礼・お返しに贈るアイテム。そして、もらった方が使ってみて「あら、何かいいかも」と買い増しにやってきてくれるという、素敵な循環が起こっている定番商品なのです。
色は8色ございます。
最近のふきんはカラフルで、模様もついてたりしますが、シンプルな無地がいいと思います。
※何か、勝手に売れていくものだから、今までご紹介したことがないなー…とちょっと手抜きしてたかなと反省し、やおら投稿。
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