本日は、店主も使っているバスマットのご紹介。
一度使うと手放せなくなる、濡れ感のない、いつもサラサラ、濡れてもすぐ乾く、いわゆる珪藻土バスマット。
土に還るバスマット、吸水~速乾
ハウスシック症候群などが騒がれた頃から、昔ながらの土壁に使われていた「珪藻土」が安心安全な建材として注目を浴び、皆さん名前だけは耳に覚えがあるのではないでしょうか?
珪藻土は、藻の仲間、珪藻類の化石が正体。
土の中で高圧にさらされるうちに、有機物は分解され、最終的に二酸化ケイ素が残り、化石化。
二酸化ケイ素といえば、石英、ガラスの成分も同じ。でも、珪藻土の場合は、多孔質なので、二酸化ケイ素が結晶化している石英とはちょっと様子が違います。
これを細かく砕いて粉状になったものを基材になるものと合わせて、土壁を塗ります。炙り焼きでよく目にする「七輪」も、珪藻土由来の粘土を焼成して作られております。
実は、口に入れても大丈夫な素材なので、江戸時代には飢饉のおりに食べたとか、海外では多孔質の吸着性から薬として処方したとか、聞きます。
店主、前職がインテリアデザイナーで、建材としての珪藻土しか思い浮かばなかったので、食べられるという話を初めて聞いた時には、ちょっと半信半疑でした(笑)本当のことですって。
珪藻土自体は、接着性能が無い素材なので、珪藻土だけではバスマットに成形できません。石灰(モルタルやコンクリートの材料)を加えて焼成するのですが、アクリル系接着剤を混ぜて焼成しているものもあると知り、出来れば有害な化学物質を含まない素材があるといいなと思っておりました。
こちらの珪藻土バスマットは、アイカテック建材株式会社のモイスという素材。元々は、建材として開発された素材です。
珪藻土の他に、
・珪砂(石英の砂、石英は珪藻土と同じ成分と思ってOK)
・消石灰(固めるための素材)
・バーミキュライト(蛭石、石膏ボードの基材に使われる、多孔質、軽い)
・パルプ(素材同士を結びつけるための素材)
など配合され作られております。
圧縮成形なので焼成はしておりません。
でも、水で溶けるなんてことはありませんからご安心下さい。
アイカテック建材株式会社のHPより引用
「モイスの持つ繊細な空隙(細孔)は室内の湿度を調節して結露やカビ、ダニの発生を抑制します。アンモニアなどの人が不快と感じる臭いの消臭やシックハウス症候群の原因であるホルムアルデヒドを吸着・分解する機能を持っています。」素材がアルカリ質なので、カビ自身、生えにくいそうです。
※気温が低くなり乾きにくい季節ほど実力発揮。
湿り気ないから冷たくないし、おすすめ。
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