モー吉の悠悠パース留学絵日記

この日記では、パースでの留学生活での出来事を中心に、心象風景を交えて、写真とエッセイにより、絵日記風に綴っています。

Classmates Semester1 Graffiti

2014-07-01 01:00:20 | 今日を旅する
Classmates

 我々のクラスGroup Gには、20人の仲間がいました。
 彼らは本当に良い仲間たちでした。
 最初はぎこちない日々でしたが、日が経つにつれ、うちとけ親しくなってきました。年齢はまちまちですが、写真好きと言う一点での共通項をもっているため、親しくなるのにはそれほど時間はかかりませんでした。皆それぞれ個性豊かな仲間たちで、感性もことなり、写真イメージのスタイルも各々違っており、彼らのイメージを見ることは、とても勉強になり、楽しみの一つでもありました。










 インターナショナルの生徒は私を含め、6名がいました。
 ベルギー人のSは、レゲェー風の髪をしており、見るからにアーチストと言った風貌です。彼はデッサンがとてもうまく、授業中もよく画帳に絵を描いており、最初見たときには,私はそのうまさに感心しました。写真も個性豊かで、既に自分のスタイルをもっているようです。




 ロシア人女性のAはとても美人ですが、その振る舞いはとてもFunnyで、クラスの一番のムードメーカーでした。英語も我々よりもうまいので、若いオージーたちも一番良く話しかけていました。彼女はよく「わたしのハズバンドは・・・」と言う可愛い女性の一面もそなえています。彼女も感性豊かで、私の知らない世界をもっているようです。




 コロンビア女性のJは、小柄で可愛い女性ですが、マウンテンバイクで学校へ通っている活発な面もあって、明るい性格のため、われわれインターナショナルの仲間の中ではアイドル的な存在でした。彼女の写真も独特で、私たちが気がつかないような小さなものをすばらしい感性で捕らえる才能があるようです。



 インドネシア人のDは、既に写真の勉強を本国で済ましている写真マニアの若者です。彼のランドスケープの写真は、既にプロの域に達しているほどの腕前です。彼は私と同じニコンD800をもっており、高価な交換レンズをいくつかと、クラッシックカメラももっているリッチな若者です。




 日本女性のHは、明るい性格で、誰とでも仲良くなるOpen mind の持ち主で、オージーたちも彼女には良く話しかけていました。私は彼女がいてくれたおかげで、若い仲間たちとも交流ができたと、感謝しているところです。
 また、彼女は温かく、親切な心の持ち主です。
 ある時、私がギャラリーから戻るのが遅れたため、部屋からかばんを移動させなければならなかったとき,彼女は、私のバックやパソコンを自分のロッカーに入れて保管しておいてくれたことがありました。
 また、ある時は、仲良しのインドネシア人のDの誕生日に、Classroomを暗くして、ケーキにろうそくを灯して祝うという、サプライズを企画しました。このエピソードが物語るように、彼女は正に大和撫子のおもてなしの心をもつ女性です。
 また、一方では、二ヶ月間、ヨーロッパをバックパッカーとして一人で旅した経験のある冒険心と進取の気質のある活動的な性格も併せ持っています。彼女の写真のセンスはすばらしく、ヨーロッパでの写真のみならず、廃墟の写真など、既にすばらしいを写真を数多く撮っています。
 また、彼女は三つのアルバイトをしながら、学校へ通っている努力家でもあります。彼女は山口県出身であるため、わたしは、彼女には幕末を動かしたあの長州人のDNAが引き継がれているのでないかと,密かに思っているところです。




 オージーたち14名も、個性ある良い仲間たちでした。
 私は、英語での会話が流暢にはまだ話せないので、彼らとはあまり会話をした訳ではありませんが,それでも、彼らの親切でフレンドリーなオージー気質は、いたるところで感じました。当初のころは、わからない言葉や、連絡事項を、彼らがノートに書いて教えてくれました。
 それに助かったのは、フリーランサーのカメラマンでもあるTeacherの一人Tennantが、この前期が始まった時、我々のクラスのFacebookをつくってくれたことです。
 我々はそのサイトで、いつでも情報交換ができましたし、自分の写真を紹介することも出来るようになったからです。そして、そのサイトへ次の予定などをオージーがよく流してくれたからです。Tennant自身もよく情報を流してくれました。
 そして、我々は、そのサイトに自分たちの近況を示すイメージや言葉を載せることによって、彼らに自分自身を知ってもらうとともに、彼らを知ることができました。



 このサイトの中で、私が載せたイメージに対して、オージーの中で一番応答してくれ、コメントをくれたのは、Rでした。
 Rはまだ20前のうら若きオージー娘です。私が彼女と最初に言葉をかわしたのは、前期が始まって間もない頃です。それは彼女が日本のブランドであるキティーのグッツをもっていたためです。彼女は大変嬉しそうに、それを見せてくれました。
 それからはほとんど話していませんでしたが、ある時、それは、外での撮影のExerciseをしていた折りです。私のグループが撮影をしていた時、その一コマに突如として彼女のグループが侵入してきました。私はその時のワンショットが大変気に入り、サイトに載せました。




 それは、あたかも宮崎駿監督の「トトロ」の一コマ、トトロのようなオージーWomenに群がるサツキとメイのようであったからです。そしてまた、彼女はロシア女性のAが言うように、いつも「まるでドールのような」装いで皆をびっくりさせていました。




 また、この前期で、写真の技術が一番向上したのは、彼女ではなかっただろうか。最後に彼女がプレゼンしたイメージは、既にアートの域に達していました。
 そして、私がクラス編成に際して皆に送ったメッセージ
 " Dear G classmates 
  We are one.
   6 month ago, we gathered into G group, and now we have become 
        one. In the future we will be one. "

を受けて、彼女が皆に送り返してくれたメッセージは次のような内容でした。
 "I'll miss having most of yous in my class for the next semester :
    c love you guys!"
 
 そして、オージーのハンサムボーイL。
 彼は優秀で、皆から「天才L」と呼ばれていました。彼もインドネシアのDと同様,私と同じニコンD800をもっており、さらに超望遠レンズをもつカメラマニアの若者です。
 彼は足を痛めているときでも、大きなレンズとカメラ、そして三脚をもってくるような熱心な若者です。彼は動物やランドスケープの写真を、自分のテーマとしているようで、彼が、最後に、皆に紹介したソルトレイクの写真や、満月の写真は素晴らしいものでした。彼は、前期が始まって間もない頃から、我々インターナショナルのグループと行動を共にするようになり、ランチタイムも一緒でした。



 そしてもう一人のオージーボーイのM。
 彼は19歳の若者ですが、髭を生やした大人びた風貌を装っていますが、とても茶目っ気のある陽気なオージーです。
 Teacherへの質問が、一番多かったのは彼でした。
 また、彼は、teacherがClassroomからいなくなると、ボードにクイズを書いて、皆を楽しませるエンターテーナーの一面ももっており、クラスのムードメーカーでもありました。彼はよく皆のモデルにもなってくれましたし、彼もそれを楽しんでいるようでした。




 オージーは、ここで紹介した人以外の人たちも、皆、素晴らしい仲間たちでした。
 次のSemesterで、彼らの一部とclassが別れることになったのは、大変残念ですし、今、寂しさを感じているところです。