錦帯橋
猿橋
三大奇矯は江戸時代に造られた独創的な橋で、「岩国の錦帯橋」「甲斐の猿橋」と「越中の愛本橋」の3つと言われる。
だだ、これは誰が選定したものかは定かではなく、「愛本橋」は豪雨で流出してしまい、既に現存していない。
そのため、3つめの橋に「日光の神橋」や「祖谷のかずら橋」などを加えるようになった。
江戸時代の猿橋と愛本橋は刎橋(はねばし)だった。
刎橋とは両側の岩盤に穴を開けて刎ね木を斜めに差し込んで、その上に少し長い木材を重ね、これを繰り返して、橋を造っていく工法。
今の猿橋は鋼製の橋桁に木材を貼り付けて初期の構造を復元している。
錦帯橋は川幅が広いため刎橋にはできなくて、アーチ型の橋になったらしい。
実際に近づいて橋を見てみると、誰もが昔の人たちの偉大さを感じることが出来ると思う。