形はマメの花と同じですが、変わった色の珍しい花です。
小さくて細々としているけれど、黒みがかった茶色と黄色の花がユニークで、柔らかな色の葉も魅力的で目を引きます。
花の名前は「ロータス・ブラックムーニー」です。
聞き慣れない名前だったので、ちょっと調べてみました。
ロータス(Lotus)には2つの異なる意味があるようでした。
① ギリシャ神話のロータス---神話に出てくるロータスは『現世を忘れ夢心地になれる』といわれる実をつける植物とされ、その植物は英語で『ハス(蓮)』や『スイレン(睡蓮)』と呼ばれています。
② 植物のロータス---植物学的な意味で、ロータスはマメ科のミヤコグサ属に属する植物のことのようです。
次は、ブラックムーニー(Black Moonie)についてです。
ブラックは黒なのは分かります。
そして、英語でムーニー(moony)は『夢み心地』とか『ぼんやりした』という意味のようなのです。
(余談です:ムーニーと聞くと『紙おむつ』しか連想できなかったのですが、これで『紙おむつ』のネーミングも納得しました)
要するに、ロータス・ブラックムーニーはマメ科のミヤコグサ属で、夢を見るように幻想的な雰囲気の花、ということですね。
学名:Lotus 'Black Mooney'
別名:クレタトレフォイル
科名・属名:マメ科 ミヤコグサ属
原産地:地中海沿岸地域、ポルトガル
この花のお仲間に「ロータス・ヒルスタス」という名前の木があります。
黄色い花ではなく、葉っぱが黄色の木です。
原種名は「ロータス・ヒルスタス」ですが、園芸品種の「ロータス・ブリムストーン」という名前の方が有名になっているようです。
[ロータス・ブリムストーン]
モフモフとした柔らかな印象の木で、葉っぱを見れば分かるように、やっぱりマメ科の木です。
この木は花も咲きます、白いマメの花です。
今ちょうど花の時期なのですが、あまり目立ちません。
この木は花よりも新芽の色合いの変化を楽しむ木のようです。
[ロータス・ブリムストーンの花]