今年も「ロドレイア」の木にローズピンクの花が咲いていました。
花と一緒に蕾もたくさん付いていました。
この木(花)を初めて見たのは2年前、この時期に咲いていたからツバキに違いないと思い、でも良く見たら花はシャクナゲのようだったので、思わず立ち止まって見入ってしまったのでした。
そして早速調べたら「ロドレイア」という木だと分かったのでした。
和名は『シャクナゲモドキ』です。
確かに花や葉の付き方、樹形がシャクナゲに良く似ています。
直径5cmほどのローズピンク色をした花は房状に垂れ下がっているので、下から見上げないと全体が見えません。
でも、びっくりするほどたくさんの花が付くのです。
ロドレイアはベトナムやミャンマー、中国南部が原産地の木です。
だからやっぱり温暖な場所で育つようです。
大きくなると樹高は5mくらいになりますが、南国の木にしては生育は遅く、1年間には20~30cmほどしか伸びないようです。
現在日本に生育しているロドレイアは『ヘンリー(henryi)』と『チャンピオニー(championii)』の2種類だとのこと。
そのうちのヘンリーはある程度の耐寒性があるけれど、チャンピオニーは寒さに弱いので庭に植えるにはちょっと難しいらしい。
だからこのロドレイアの木は耐寒性のあるヘンリーなのでしょうね。
一応、2種類の違いもあるようで、ヘンリーは葉先が尖鋭形で葉脈が鋭角、花序柄が短い、チャンピオニーは葉が広めの楕円形で花びらの幅も広いということでした。
学名: Rhodoleia
英名:Hong Kong rose
別名:シャクナゲモドキ
科名・属名:マンサク科 シャクナゲモドキ属(ロドレイア属)
原産地:中国南部、ベトナム、ミャンマー、マレーシア