日々是好日

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老神温泉「亀鶴旅館」

2024-10-14 07:00:00 | 温泉・宿

念願の「亀鶴旅館」に行ってきました。

この宿はとっても評判が良くて、以前から気になっていて、いつか絶対に行ってみようと思っていた宿でした。

群馬県の老神温泉にある、亀鶴旅館----「きかくりょかん」と読みます。

 

看板を見て、ここが旅館だと分かるのですが、玄関は普通の民家のような感じでした。

この宿のチェックイン時間はちょっと遅くて、17時からになっています。

ところが、予約サイトを通さずに宿に直接予約すると少し早く、16時半にチェックイン出来るのです。

30分の差がどのように違うのかは分かりませんが・・・

 

玄関を入ると、館内はところどころリノベーションされているようで、外観の古さとは全く違った様子でした。

全体が落ち着いた色になっていて、調度品もアンティークなもので揃えてありとってもオシャレ、そして磨き上げられた床など、清潔感がいっぱいでした。

すぐに可愛い奥様が出迎えてくれ、館内の案内をしてくれました。

1階のロビーではコーヒーやお茶がいつでも飲めるようになっているし、談話室のような場所には無料で使えるマッサージチェアも置いてありました。

お風呂は2ヶ所、いつでも貸し切りで入れるようになっていて、入浴時の注意事項などの説明もありました。

 

[階段途中にある調度品]

 

部屋はすべて2階にあり、階段の途中から左右に分かれるようになっています。

この日のお客では一番乗りだったらしく、「どこでも好きな部屋を選んで下さい」と言われたので、右側の階段の方を選びました。

この宿は部屋にはトイレがありません。

2階に1ヶ所だけ、共同トイレがあるのですが、そこが右側だったからです。

部屋はシンプルで、テーブル、小さな冷蔵庫、扇風機、和箪笥があるだけで、布団は既に敷かれていました。

 

さて、荷物を置いて、すぐにお風呂です。

先ほど説明があったとおり、貸し切り風呂が2つもあります。

1回50分まで利用できて、空いていれば入れるという仕組みになっていました。

客室数は4部屋だけなので、いつでも空いているといった感じでした。

 

[小さい方のお風呂]

石造りで湯船は1つだけ、少し熱めのお湯でした。

 

[大きな方のお風呂]

湯船は2つ、”熱湯”と”ぬる湯”に分かれていました。

 

この宿の温泉は老神温泉では最高の泉質と言われている『老神7号泉』が掛け流しになっています。

成分表にはアルカリ性単純硫黄泉、PHは8.5と書いてありました。

泉温が58℃もある源泉をそのまま入れているので、少し熱めですが、水を入れてしまうと薄まってしまうとのことで、湯船ごとに温度を変えているようです。

脱衣所にはバスマットが数枚置いてあり、いつでも新しいものを使えるようになっていました。

こういった配慮は嬉しいですね。

 

温泉に入り、肌もスベスベになり、マッサージチェアにゆっくりと座った後は夕食の時間です。

夕食は1階の食堂でいただきます。

食堂はおしゃれで落ち着いた雰囲気になっていて、ヒーリングミュージックが静かに流れていました。

お客同士が顔を合わせないように配置されたテーブル、部屋の隅にはお茶、コーヒーなど自由に飲めるように置いてありました。

 

高級旅館の料理ではなくて、奥様の手作り料理です。

地元の野菜などをふんだんに使ってくれていて、郷土料理などもあり嬉しい限りです。

特にお米が美味しくて、思わず銘柄を聞いてしまいました。(地元のお米のようです)

ドリンクメニューもかなりお安くなっていて、自家製の梅酒ソーダ割りがおすすめです!!

朝食も同様に、小鉢がたくさん並び、ボリュームたっぷりで、朝から食べ過ぎてしまうほどでした。

 

「亀鶴旅館」のまとめ

この宿のコンセプトが”良質な温泉に浸かって美味しいものを食べ、静かにのんびり過ごす”ということでした。

その通り、とっても静かな大人の宿でした。

料金はリーズナブルでも、一流旅館に引けを取らない接客、最高の温泉など、間違いなくここは『お値段以上』の宿だと思います。

 

 


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