日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

デイジー

2024-03-20 07:00:00 | 植物

おなじみの花、「デイジー」です。

和名はヒナギク、ずっと昔からこの呼び名で親しまれているのはポンポネット(Pomponette)という品種です。

花径は約3cm、ちょっと小さめですが、育てやすいし、可愛くて、咲いている期間が長いので嬉しい花です。

 

デイジーという名前の語源は『day’s eye』とされています。

これは太陽の光を浴びると花が開いて、中央の黄色い花芯を見せるからだとか。

でも、最近では改良が進み、『チロリアンデージー』と呼ばれている品種が人気になっているようです。

このタイプは丸くふんわりとしたポンポン咲き、だから中央の黄色い部分はあまり目立ちません。

そして花も少し大き目で丸く、ボリューム感があります。

花色も赤、ピンク、白、複色などさまざまあるようです。

園芸店などで売っているのもこの品種が主流なのでしょう、ウォーキング中に見つけたデージーもほとんどがチロリアンデージーでした。

 

[チロリアンデージー]

すべての花経は5㎝ほどあって、ちょっと大きめです。

昼間はこうして開いていても、夜には閉じてしまうんですよね。

 


 

学名:Bellis perennis

英名:Daisy

別名:雛菊(ひなぎく)、延命菊(えんめいぎく)、長命菊(ちょうめいぎく)

科名・属名:キク科  ヒナギク属

原産地:ヨーロッパ~地中海沿岸

 

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リナリア

2024-03-18 07:00:00 | 植物

道路脇の空き地に「リナリア」が咲いていました。

こぼれダネで芽が出て、花が咲いたのでしょう。

この花は発芽率がとても良いため、こぼれダネから野生化しているものも多いようです。

 

キンギョソウに似た、小さな花を咲かせるので、「ヒメキンギョソウ」とも呼ばれています。

ひょろひょろとした細い茎なので、色とりどりのパステルカラーの花が風に揺れている姿がとっても可愛いです。

 

花を拡大してみました。

ちょっと頼りない、細々としたキンギョソウといった感じに見えます。

 

ほとんどがこのようなパステルカラーの優しい色の花。

 

でも、中にはこのように濃い色の花も。

 


 

学名:Linaria bipartita

英名:Linaria

別名:姫金魚草、ムラサキウンラン(紫海蘭)

科名・属名:ゴマノハグサ科(オオバコ科) リナリア属(ウンラン属)

原産地:ヨーロッパ、北アフリカ

 

 

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いすみ鉄道

2024-03-16 07:00:00 | 国内旅行

春になると必ず話題に上る「いすみ鉄道」

千葉県の中央、いすみ市と大多喜町を結ぶのがいすみ鉄道で、全長27kmほど、その間に14の駅があります。

沿線では桜と菜の花が咲き誇り、その中をたった1両だけの電車が走る風景で有名な鉄道です。

桜にはまだちょっと早かったのですが、菜の花は満開だと聞いたので行ってみました。

 

大原駅は小さな駅ですが、JR外房線といすみ鉄道が乗り入れしています。

いすみ鉄道の入り口は小さなドア1つだったのですが、中には売店もあっていすみ鉄道オリジナル商品や千葉県の名産品などが販売されていました。

大原駅は終点なので、大多喜方面から来た電車が折り返しになります。

数種類の車両で運行されていますが、今回乗ったのは比較的新しい車両(キハ20-1303)でした。

この電車は「新しいけど懐かしい」と言われている旧国鉄時代の『キハ20形』をオマージュしていて、話題を呼んでいるそうです。

余程鉄道オタクでない限りはあまり興味のない話ですね。

 

今回は『大原駅』から、7つ先の『大多喜駅』まで約30分間の乗車でした。

ワンマンカーでした。

通常業務の他に菜の花の見どころや観光名所のアナウンスをしたりで、運転士さんは大変そうでした。

でも、全体的にはノンビリとした電車でした。

 

菜の花の見どころのアナウンスがあると、すぐに窓に寄って写真を撮るのですが、何せ電車は動いているのでうまく撮れません。

この菜の花は同鉄道社員とボランティアが毎年秋に沿線各所に種を蒔いているそうです。

自然相手なので毎年同じではなく、年によっては不作だったり、咲く時期が早かったり遅かったりするとのことでした。

 

今回の乗車で思ったことは・・・

話題の『菜の花と桜と電車』の共演の風景を見たければ電車に乗るのではなく、走っている沿線から見なければダメだということ。

それは、当たり前のことなのですけどね。

それでも、「いすみ鉄道」に乗って、その雰囲気を味わったことはとっても良い体験になりました。

 

 

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ヒメオドリコソウ(姫踊子草)

2024-03-14 07:00:00 | 植物

春めいてきたので、野草が目につくようになってきました。

道ばたやちょっとした空き地などにはピンク色の花の「ヒメオドリコソウ(姫踊子草)」が咲いていました。

群生して咲いているところもありました。

なぜこの花がヒメオドリコソウという名前なのか、その由来は『オドリコソウ』にヒメがついているから、小さいオドリコソウなのです。

それじゃ、オドリコソウってどんな花?

 

[オドリコソウ]

オドリコソウは『笠を被った踊り子のように見える』からこの名前になりました。

本題のヒメオドリコソウはそれよりも小さいから、ということなのですが、ちょっと違うような気もします。

見る角度が違うからかな?

それよりも、ヒメオドリコソウって、ホトケノザに良く似ていますよね。

 

左がヒメオドリコソウ、右がホトケノザ。

 

両方の花が一緒に咲いている場所がありました。

同じ場所だと、良く見ないと間違えてしまいそうです。

 

この2つの花はどこが違うのか?

それは、花は良く似ていますが、葉っぱが違います。

オドリコソウの葉っぱはチリメン状で、茎の先端に行くに従って、紫色がかっています。

そして、茎が見えないほど葉っぱの間が詰まっています。

それに比べるとホトケノザは広がった形の葉っぱで茎を抱いて、葉っぱごとの間隔広いため、茎が見えます。

 

オドリコソウの葉っぱも若い時はまだ緑色で、段々と紫色に変わっていくようです。

 


 

学名:Lamium purpureum L.

英名:Purple dead nettle、Red deadnettle

別名:サンガイグサ(三階草)

科名・属名:シソ科 オドリコソウ属

原産地:ヨーロッパ

 

 

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カレンデュラ

2024-03-12 07:00:00 | 植物

昔からおなじみの「キンセンカ」です。

畑の中に咲いていました。

キンセンカは良く知られている花なのですが、学名は「カレンデュラ(Calendula)」です。

カレンデュラはラテン語で、英語では“Calendar”でカレンダーということなのです。

花が1ヶ月くらいずっと咲き続けるからカレンダーということですが、日本のヒャクニチソウと同じような考えなのですね。

でも、日本ではキンセンカの方がなじみがあります。

昔からどこにでもあった花、だから『金盞花』という漢字も当てられています。

』はさかずきという意味で、花が黄金色のさかずきのような形をしていることからこの名前になったようです。

 

カレンデュラの原種は20種類ほどあり、その中でも一番多く栽培されているのが、オフィシナリス種で、かつての『トウキンセンカ』と呼ばれていた品種です。

草丈の高い種類はほとんどがオフィシナリスの園芸種で、切り花でもよく出回っていますね。

オフィシナリスとは『薬用の』という意味で、カレンデュラはヨーロッパでは薬用ハーブや皮膚薬として用いられていたようです。

そういえば、日本でも『カレンデュラ』という化粧品ありましたね。(松山樹脂だったかな?)

 

[色違いのカレンデュラ]

 


 

学名:Calendula officinalis

英名:Pot Marigold

別名:トウキンセンカ(唐金盞花)、ポットマリーゴールド

科名・属名:キク科 キンセンカ属(カレンデュラ属) 

原産地:地中海沿岸

 

 

冬でもずっと咲いていたのが、カレンデュラ「冬知らず」です。

この花はホンキンセンカという和名のあるカレンデュラ・アルベンシス種から、日本で作られた園芸品種のようです。

耐寒性があるため、かなりの寒さがあっても花が咲きますが、お日様とともに開花します。

花は小さめで、2cmほどしかありません。

強い花なので、こぼれ種で増えますから、意外な場所に咲いているのを見かけたりもします。

 


 

学名:Calendula arvensise

英名:Feld marigold

和名:冬知らず

別名:ヒメキンセンカ(姫金盞花)、冬咲きカレンデュラ

科名・属名:キク科 キンセンカ属

原産地:地中海沿岸

 

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