黒いツバキの花「クロツバキ(黒椿)」を見つけました。
一般的には黒い色の花というのは存在しなく、そう呼ばれている花は、濃い紫や濃い赤の花のことで、紫や赤の色が深くて暗い色のために黒っぽく見えるだけのことなのだそうです。
見つけたクロツバキは黒みの強い、暗紅色の花でした。
良く見かける、一般的なツバキの花と並べてみました。
一見して暗紅色ではなく、黒い花だと思ってしまいますよね。
クロツバキの歴史は古く、江戸時代には既にその記録があるようなのです。
江戸時代には豪華な重弁の花や、洗練された美しさを持つ品種の『江戸椿』というものがあって、クロツバキはそれらを独自に改良、発展させた『江戸椿』の古典品種だそうです。
日本原産の花だったのですね。
そしてクロツバキにも数種類があるので、見つけたクロツバキが何という品種かは分かりません。