わたきょんの観劇(感激)日記

日常生活や芝居についてのあれこれ

醜男

2010-07-16 00:03:11 | 観劇

醜男
7月7日 世田谷パブリックシアター

作:マリウス・フォン・マイエンブルク
翻訳:内藤洋子
演出:河原雅彦
出演:山内圭哉、内山理名、斎藤 工、入江雅人

特許を取った商品のプレゼンテーションを後輩(斎藤 工)に取られてしまったレッテ(山内圭哉)
理由を聞くと、顔が問題と言われる。
今まで自分の容姿に疑いもなかったレッテは、妻(内山理名)に確認するが、
妻の答えは「顔以外は問題ない」であった。
上司(入江雅人)の勧めもあり、整形手術をうけたレッテ。
誰もが憧れる顔になったレッテ。
とたんに、周りの自分を見る目が変わったことに戸惑う。
プレゼンテーションの仕事も後輩から取り戻し、大成功を収める。
整形手術で若さを保つ老婦人(内山理名)に気に入られたレッテ。

ところが、整形手術を行った医師(入江雅人)が、後輩をレッテと同じ顔にしたことから、
またまたレッテの地位が危なくなる。
妻は後輩と浮気をし、仕事も後輩に取られてしまう。

人間の価値は、顔なのか?
そもそも自分とは何なのか?

衣装の一部をかえるだけで、あとは役者の技量で複数の役を演じわけた、内山理名、斎藤 工、入江雅人の3人。
特に、内山理名の演じわけはお見事でした
正直これほどうまいとは思いませんでした。

山内圭哉は、いつもやっている役とは逆な、抑えた演技で、翻弄される男の悲哀が良く伝わってきました。

セットも衣装もとてもおしゃれでした。

1時間15分と短い芝居でしたが、内容はぎゅっと濃くつまっていました。


読売演劇大賞とか、なんかの賞を取るんじゃないかな?


blogランキングに参加してます。
よろしければクリックをお願いします。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓  
日記@BlogRanking人気ブログランキングへ
blogram投票ボタンブログランキング・にほんブログ村へ
         にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする