
ウーマンリブVOL.12
SAD SONG FOR UGLY DAUGHTER
サッドソング・フォー・アグリードーター
7月6日 本多劇場
作・演出:宮藤官九郎
出演:松尾スズキ、宮あおい、田辺誠一、荒川良々、宍戸美和公、少路勇介、矢本悠馬、宮藤官九郎、岩松了
久々のウーマンリブ。
確か以前も田辺誠一が、いい意味で期待を裏切った役で出演してたような記憶が…
→調べたら、2005年の【ウーマンリブVOL.9七人の恋人】でした。
今回も、いい男なのに壊れたキャラで出演。
サラサラのロン毛から、暗転の後、三つ編、アフロなど、髪型を追うだけでも最高!
「人はどこまで分かりあえるのか」がテーマ
老舗の和菓子屋の店主:タツオ、その娘翠。
翠は、母の死のショックで拒食症になり、やせてしまった。
でも、太っていた頃のほうが、やせている今よりも数段かわいい。
タツオは、店にいた志乃と再婚。
翠は家を出る。
志乃の連れ子のふとしは、引きこもり。
タツオは、店を誰に継がせるか思案中。
翠の幼馴染のけん坊は、跡取りの座を狙っている。
けん坊は、影に隠れて、ふとしをいじめている。
ふとしの元に、未来からやってきたという、ボイジャーが現れる。
未来と言っても、3年先。
その未来は、戦争によって、ほとんどの人間が死ぬらしい。
ボイジャーは、名前を言うとその人が未来に存在するかどうかわかる機械を持っていて、ふとしは生きているが、翠はダメなことがわかってしまう。
翠が結婚相手の犬吠を連れて帰ってくる。
犬吠は、タツオとあまり歳が変わらない。
いままで働いたことがないと、豪語するような、胡散臭い男。
しかし、タツオは犬吠に店を継がすと、店の看板商品の作り方を教える。
ボイジャーが、タイムトラベルをする理由。
色々なエピソードがいっぱい。
ふとしがボイジャーと出会って学校へ行こうと決心した時、教師の灰野は、「迷惑だから学校をやめてくれ」と言い放つ。
タツオと志乃とふとしが家族だから…と結びつきを強く持ったとき、刺された翠のために「友達の家族の娘さんが刺されました」と救急車を呼ぶ犬吠。
分かり合えたと思っていても、それは片道通行なのでしょうか?
分かり合える人もいるけれど、永遠に分かり合えない人もいる。
それは、親子でも他人でも同じ…
笑いもあって面白かったけれど、ハッピーエンドと思いきや、こうくるのか…とラストには理不尽な思いも感じてしまいました。
でも、テーマを考えると、こういうものなのかもしれません。
宮あおいは、顔が小さくくて、とってもかわいい

そのかわいい顔をして、煙草を吸ったり、暴言をはいたり…
岩松了は、いまひとつ感情がわからない、犬吠にぴったりでした。
ふとし役の矢本悠馬が、とても印象に残りました。
客席には、大森南朋、鈴木杏、きたろうがいました。
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