小さな集落です。教会の白が目立ち過ぎると感じる私です。この直後に北海道在住の方とすれ違いました。「秀岳荘」のザックを見たのでお声をかけてしまいました。下るにつれてツムットを目指す方々とどんどんすれ違うようになりました。ツムットから１時間でツェルマットに戻りました。
マッターホルンの先端が見えています。お客様は高齢の方が主です。昼前ですが、ワインを楽しんでいらっしゃいます。会話が盛り上がっているわけでもなし、静かに時間が過ぎて行きます。
レストランは何軒かあります。天気がパッしない日にぶらりと訪ねるのにふさわしい場所です。重装備の登山者はほとんどいません。
ツムットに着く少し前の地点からの眺めです。画面左は北壁です。１０年前にはションビエールヒュッテまで歩きました。（よく調べたら１０月２日アップの画像と同じ地点で撮影しています。）
旗ある所にレストランあり。つまり、ビールあり。日の丸には少し驚きました。この後、マッターホルンの先端が見えそうなテラスに陣取りました。まだ昼前、静かにビールを飲めそうです。もっとも、混んでいても騒ぎ立てる人はいませんが。
ルートのピークに達しました。望遠を使いたいところですが、デジタルズームのため画質を落としてしまいます。雲のラインが白と青を分けているので満足をすることにします。
止まっては歩きの繰り返しです。山が少しでもきれいに見えると撮ってしまいます。マッターホルン以外の山は本当によく見えます。前日とは違い、ガレ場とは無縁のルートです。時には牛の地雷も…
ブログではいろいろな山を紹介していますが、この山の登場回数が一番多いかもしれません。こちらには雲がかかっておらず、少し登るとモンテローザも姿を現しました。人の姿は限りなくゼロ、本当に静かな山を楽しめます。
ネズミ帰し小屋とともにマッターホルンが姿を現すはずでしたが、残念ながら雲の中。雲が消えることを願いながら主役を正面にしてゆっくりと歩きました。人影はほとんどなし。きょうも静かな風景を楽しめそうです。
下の画像は２００２年８月のものです。この時はすぐに引き返してトリフト小屋へ向かいました。
