米国拠点の北朝鮮分析サイト「38ノース」は23日、北朝鮮北西部東倉里の西海衛星発射場の改良が続いていると指摘し、より大型のミサイルを打ち上げる能力の獲得を着々と進めているとの見方を示した。
北朝鮮は11日、弾道ミサイルとみられる飛翔(ひしょう)体を発射した。韓国軍合同参謀本部(JCS)が明らかにした。北朝鮮が極超音速ミサイルを発射してから1週間もたたないうちの発射となった。
韓国軍の合同参謀本部によると、北朝鮮は6日未明、南西部の黄海南道から未確認の「飛翔(ひしょう)体」を日本海に向けて2発発射した。北朝鮮による飛翔体の発射は、この2週間で4度目。
【ソウル時事】トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は30日、南北軍事境界線にある板門店で面会、会談した。両氏は共に北朝鮮側、韓国側を行き来した。トランプ氏は歴代の現職米大統領で初めて北朝鮮に入った。米朝首脳が板門店で会うのは史上初めて。昨年6月のシンガポール、今年2月のハノイに続き3回目となる顔合わせが、ハノイ会談で決裂した非核化交渉の再開につながるかが焦点だ。
北朝鮮の朝鮮中央通信は5日、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が4日に、日本海上での軍事訓練を指導したと伝えた。韓国軍が同日発表していた北朝鮮による日本海への飛翔(ひしょう)体発射を指すとみられる。韓国の軍事専門家は、公開された写真の分析から、国連安全保障理事会が制裁決議で禁じる弾道ミサイルが発射に含まれていたとの見方を示した。