ギリシャ政局不安

　ギリシャの政局不安から、市場の動揺が世界に広がっている。

　１６日の東京株式市場は売りが強まり、日経平均株価（２２５種）の下げ幅は一時、１４０円を超え、２月１日以来約３か月半ぶりに８８００円を下回った。アジアの主要市場も全面安の展開となり、韓国や香港は３％以上急落した。東京株式市場の終値は前日終値比９９円５７銭安の８８０１円１７銭で、１月３０日以来の安値だった。

　東京外国為替市場では、ユーロが下落し、円相場は一時、１ユーロ＝１０１円９１銭と、２月中旬以来、約３か月ぶりの１０１円台をつけた。その後の海外市場では、１ユーロ＝１０２円半ばを中心に推移している。

聖書のアプリ5000万件突破

インターネット上で聖書を読めるサイトがあることは知られているが、聖書を読むことに特化したアプリケーション『ＹｏｕＶｅｒｓｉｏｎ』を自分のパソコンなどに取り込む「ダウンロード」が５０００万件を突破したことが明らかになった。
　コンピューターやスマートフォンなどで、ソーシャルメディアやゲームを利用する人が急増している中で、数千年昔にさかのぼるコンテンツ（内容）が、これほどに利用されていることに改めて関心が持たれている。

北朝鮮水産物輸出禁止

北朝鮮が4月から水産物の輸出を禁止する措置を取ったと、韓国に本部を置く北朝鮮人道支援団体「良き友人」が9日に明らかにした。
　同団体が運営する北朝鮮研究所のニュースレターによると、水産物の輸出禁止は金正恩（キム・ジョンウン）第1書記が「一切の食糧はもちろん、水産物と果物などの食品輸出も禁止し、住民に優先供給せよ」と指示したことを受けたもの。
　北朝鮮の幹部らによると食糧難が緩和し新指導部が安定するまで、少なくとも1～2年は輸出禁止措置が続くと予想される。

北朝鮮核開発継続の声明

北朝鮮の外務省報道官は、６日、「自衛的な核抑止力に基づいて国家の自主権を守り、平和的な宇宙開発と原子力工業の発展を推進する」と、今後も核・ミサイルの開発を継続する考えを改めて表明した。

巨大積乱雲発生

　茨城県や栃木県を突風が襲い、大きな被害を出した６日、周辺では上空の寒気と地表付近に流入した暖かく湿った空気によって大気の状態が不安定になっていた。水戸地方気象台は、大きさが数十キロと通常の数倍の規模になる巨大積乱雲「スーパーセル」が発生した可能性を指摘、現地に職員を派遣して調査を進めている。