自分の花を

カメラ好きによる、写真で伝える自己満足の世界。

笹山(黒河内岳)登山

2019年06月20日 |    山梨

5/27笹山(別名黒河内岳)登山へ出かける。
長丁場で難所といわれる場所、早朝に出発をするため、
登山口となる奈良田湖に前泊をする。
準備を整え、5:30出発。
吊り橋を渡る。



まずは鉄パイプの手摺が始まる。
少し上がった先に発電施設があるため作業員用につくられたものらしい。
さぁ、これから山頂まで標高差1900mの急登が始まる・・。



1603m水場入口に到着。
ここまで順調。登山口から約1時間50分。
この日は兎に角、過酷な山行になると思っていたので、
カメラはコンデジで、、また樹林帯が長いこともあり、
写真は少なめなのだ。



水場入口から約1時間ほどの場所。
岩に埋め込まれた謎の印。
謎と言いながら写真を言い訳にして休憩した場所。
この日は気温が高く急登の連続に休み休みである。



唯一見晴らしが良い場所。
広河内岳方面。



見晴らし横のガレ場で、噴き出る汗を拭う。



ようやく2256mまで登ってきた。
まだまだ山頂まで500mほど残ってる。



標高2300m付近まで登ってくると残雪が現れる。
これが一番厄介だった。
残っている体力と、登ろうとする気力を全て削られた。。



過酷な踏み抜き地獄が始まったのだ。
足首や、膝などのレベルではない。片方の足がスッポリ落ちるのだ。
中々前へ進まない。落ちては抜いて、落ちては抜いて、
前へ進もうとする気持ちを削られていく。



何とか過酷な残雪地帯を抜け出し、稜線に出た。
現れた富士山、いつも見ている富士山だけど、
この時ばかりは歓喜の声を上げる



笹山山頂到着。標高2718m
登山口から約5時間。山頂からは多くの雪をかぶった北岳などの
南アルプスが綺麗に見えていた。写真は無いけど。 
もうこの時、体力の限界であった。
軽い熱中症にもかかっていたと思う。
登山道の残雪を、顔や首に押し当てて火照った体を冷ましながら歩いてて
山頂で作ったカップラーメンも喉を通らなかった。
帰りの行程も長いし、踏み抜き残雪通らなければならないので、
滞在約40分で下山を開始する。
予定していた笹山北峰は断念。



11:20分下山開始。
この日は俺を含めて4組の登山者が同じルートで登っていたが、
誰も北峰までは行ってなかった。



下山開始から約2時間半。
なんとか水場入口まで戻ってこれた。



発電施設である。
ここからはパイプ手摺を残すのみとなる。
下山はゆっくり休憩しながら降りてきた。
このルートを歩いていた4組、山頂で一旦は顔を合わせ
下山は3番手でスタートしたが、後続に抜かれ、
駐車場に戻ると自分の車だけがポツンと1台残っていた。
だいぶゆっくり歩いていたのか、周りが早いのか・・。



笹山登山。
総行程9時間半。長丁場だった。
兎に角疲れた。登ることを拒まれていると思ううほどの
残雪の踏み抜きには何度諦めようかと思ったことか・・。
難所の四天王となる2つ目をクリア
山梨百名山95座登頂。
下山後は湯島の湯に寄り汗をながす。


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