野生生物を調査研究する会活動記録

特定非営利活動法人 野生生物を調査研究する会の会員による活動記録です。

2008年 シダ観察と有馬温泉

2018-11-25 | 野生生物を調査研究する会歴史
枯れないシダの観察会
 
2008年1月20日 シダ観察と有馬温泉
今回はシダの観察に変更。10時、電鉄有馬口駅に集合しました。
シダの観察に役立つ本を紹介していただきました。
「写真で分かるシダ図鑑」池畑怜伸 著/トンボ出版
写真が豊富で丁寧な解説が分かりやすいとのことです。
駅から少し歩いたところで面白い木を発見。ヤナギの木ですが途中からネズミモチとヤドリギが生えていました。柳の木は冬は葉を落とすので寄生植物が見やすくなってますね。
トクサの胞子葉群です。トクサの葉は退化して白い痕跡が残っているだけ。細長い緑色のものは茎です。人間の背丈ぐらいの高さに育ちます。これもシダの仲間で、大きさはまったく違いますがスギナの仲間です。そういえばツクシの頭にそっくりですね。
見事な?ヤドリギ。元の木はコナラです。今日は道路沿いを歩いての観察でしたがたくさんのシダを見かけました。
<観察したシダ>
イノモトソウ、トラノオシダ、ノキシノブ、トクサ、ウラジロ、ミツボシウラデ、マメヅタ、オオバノイノモトソウ、フモトシダ、シシガシラ、ベニシダ、ジュウモンジシダ
今日の観察は午前中で終了。有馬温泉に付く頃には雪が本降りになってきました。それぞれ、金泉、銀泉と好みのお湯につかって冷えた体を温めました。
有馬温泉から宝塚に下る道路です。雪が降り積もっていました。でも下ではきっと雨なのでしょうね。(ナチュラリストクラブhp)