野生生物を調査研究する会活動記録

特定非営利活動法人 野生生物を調査研究する会の会員による活動記録です。

2010年1月17日(日) 水道記念館

2018-11-29 | 野生生物を調査研究する会歴史
2010年1月17日(日) 水道記念館見学と淀川で野鳥観察
今回は大阪市東淀川区にある「水道記念館」で淀川・琵琶湖水系の自然と生息する魚についてお話を伺いました。「水道記念館」は1914年(大正3年から1986年(昭和61年)までポンプ場として使われた「旧第1配水ポンプ場」の建物を保存活用して1995年(平成7年)に開館、レンガ造りの美しい建物です。今は改修中なのかぐるっと足場が張り渡されていました。入館料は無料。
この日は館内に新春お茶席が設けられていました。館内を見る前にまず一服。大阪市の水道水で点てられたお抹茶とミニドラ焼きが無料でいただけます。(1月31日まで・休館日は除く)
ケーブルTVの方が撮影来られていました。ナチュラリストの姿がテレビの電波に乗るかな?
 
講師は谷本先生。先生は「野生生物を調査研究する会」のスタッフとして生きている川シリーズの出版に携わっておられます。今日は主に琵琶湖と淀川に棲む魚類を中心にお話を伺いました。まずは図書室にて脊椎動物の分類、、動物がいかにして骨格を持つように進化してきたか、魚類は「円口類・軟骨魚類・硬骨魚類」に分けられること、またそれぞれの代表的な魚や特徴などのお話を伺いました。
 
説明を聞いた後館内を巡りました。水槽には琵琶湖・淀川水系に棲む希少種の魚が飼育されています。右下は国の天然記念物に指定されている「イタセンパラ」。また「わんど」の様子も観察できます。(わんど:川の本流とつながっているけれど、構造物などで区切られていて池のようになっている地形のこと)
琵琶湖の模型もありました。16分に一度上から雨が降って琵琶湖にたまり、下流の河川に流れていくようすが再現されます。洗堰などの動きなども模型で確認できます。
館内にはほかに私たちの生活に無くてはならない「水」に関する展示コーナーもあります。
 
正門を出て、すぐ前の道路を渡るともう淀川。
ここでは干潟の再生実験が行われています。春に海老江の干潟に水鳥を観察に行きました。この柴島の干潟のほうが少し鳥の数が少ないように思いました。時間にもよるのでしょうが。
 
河川敷では淀川区の凧揚げ大会が開かれていました。小学生が手作りのタコを揚げていました。写真では小さくて見づらいですが、色とりどりのタコがsら高く舞ってとてもきれいでした。
(ナチュラリストクラブHPより)
※水道記念館 現在平成29年10月に学習施設リニューアル
開館日・開館時間>土曜日、日曜日、祝日(ただし、12月~2月の冬期を除く。)