舞茸まいこさん

２０１２年６月１３日（水）

友人が、ダンスシューズの修理をしてもらいに行くというので付き合った。
看板を出していない修理屋さんなので、行き過ぎて、友人の友人に
ケイタイで確認して、やっと探し出した。
その小さなお店、まず出迎えてくれたのは、柴犬・・。
わんわん吼える柴犬に、店主のおじさんは、
「舞茸まいこさん、お座り」と・・・？
舞茸まいこさんは、舞茸の入れ物に入れられてこの家に貰われてきたのだそうだ。
生まれたばかりだったんだな。それにしても、それが名前になるとは・・。（＾＾；）
舞茸まいこさんは、お客さんにジャーキーを貰うのが大好きだそうで、ガラスケースの
上にあるジャーキーをあげたら、大人しくなった。

おっと、靴の修理に来たのだった。
修理中の靴やら、道具やらで、ごったがえしている店内には、カバンもたくさん
あって、おじさんは、カバンの修理の仕方、仕舞い方を講義してくれた・・。
そのほかには、靴繋がりで、モデルウォークをしてみせてくれたり・・。
なんというか、賑やかなおじさんだ・・。
でも、腕は良いらしく、
「この店には、５０００人のお客さんが付いているんだ」とか、
「近隣の市の社交ダンサーたちの間で有名なお店なんだ」とか。

話の合間に、ヒールを綺麗に直してもらった友人は、すっかり気に入り、５００１人目の
お客さんになったよ。
ウィステもおじさんの講釈を聞いて、５００２人目のお客さんになりたくなって、
金曜日にちょっと調子悪いダンスシューズを持ってこようと思った・・。

帰りに、ガラス戸の近くにいる舞茸まいこさんの顔をよく見ると、ちょっと
老けている感じがしたので、
「舞茸まいこさんって、お年・・？」
と、聞いたら、店主のおじさんが、
「あら～、年のこと聞かれて、傷つくわ～」
と、代弁し、舞茸まいこさんもふてくされて伏せていた・・。（＾＾；）