ほんわか亭日記

ダンスとエッセイが好きな主婦のおしゃべり横町です♪

「スパイウェア遭遇記」

2017-02-14 | エッセイ
2017年2月14日(火)

今日は、エッセイサークルの日。ウィステのエッセイは、先日のスパイウェア騒動を
書いたエッセイでした。みなさんの感想は、
「良く意味が分からないカタカナが多い。これからのエッセイは、こうなっていくのかな?」
でした・・。(^^;)
確かに、見直してみれば、カタカナばかり。
ウィステは、エッセイでは、「娘」と書くのだけれど、そこも、うっかり「ムスメ」に
したままで、「ここまで!」と、みなさんに笑われました。(^^;)
それでは、今日のエッセイを・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「スパイウェア遭遇記」・・・(文中仮名。ムスメは、娘に変えました・・。)

 11月の連休の前の日の朝、
「明日は、休日。久しぶりに、映画でも見に行こうかな?今、何やっているの?」
 と、思い立って、近所の映画館のHPにアクセスした。
 途端に、画面いっぱいに、マイクロソフト社からの警告が広がった・・!
「このパソコンは、ウィルスに感染しました。すぐ対応しないと、個人情報、クレジットカード番号等が、
流出します」
 え、え~!ウィルス?と、パニックに陥り、
「駆除ソフトを、ただちに、ダウンロードしてください」との指示に飛びついて、すぐ、ダウンロードし、
インストールした。どうしよう、間に合うだろうか?画面は、
「このパソコンには、1224か所の問題点があります。放置していると、さらに、ウィルスなどの
問題が起こるので、処置するためのソフトを購入することを勧めます」
 と、続いた。今だと、500円安いそうで、クレジットカード番号を入力する場所もある。
 さっきのウィルスは、もう駆除したのかな?今後の防止のためなら、しかたないか……。
 だが、このソフト、1回払いではなく、1700円、半年ごとにずっとお金を払わなくてはならない。
そこで、私のケチ魂が、私の指を引き留め、ちょっと醒めた。
一息ついて、画面を良く見みれば、隅のマイクロソフトの字の横に、ノートンとある。
あれ?私のパソコンには、ウィルス対策として、トレンドマイクロ社のウィルスバスターを入れているのに、
商売敵のノートンを入れても、大丈夫なんだろうか?
 ようやく、ウィルスバスターのことを思い出し、ウィルスバスターを起動すると、
「このパソコンは、保護されています」
 と、いたって、平和な表示だ。何事も起きていないという。
 すると、ウィルスバスターと、マイクロソフトと、どっちが正しいのか?
 じりじりしながら9時まで待ち、プロバイダーに電話をしたが、 
「マイクロソフトのことは、マイクロソフトに、ウィルスバスターのことは、
ウィルスバスターに電話して下さい」
 と、電話番号を教えてくれたのみだった。しかし、マイクロソフトに電話しても、
「これなら、1番、これなら、2番……」とのテープの音声が分かりづらく、娘のゆりに聞くのが一番と、
そのまま、1日、過ごしてしまった。
 夜、ゆりに電話すると、
「お母さん、マイクロソフトは、そんなことしません!すぐ、パソコンをネットから、
遮断しなさい!」と。
「でも、マイクロソフトって、書いてあったよ」
 と、ぐずぐず言う私に、
「英語のホームページでも、開いたの?」
 と、畳みかける。
「ううん、日本語だった。カタカナで、マイクロソフトって、書いてあった」
「マイクロソフトは、カタカナなんかで、書きません!」
 えっ!詐欺?私、詐欺にかかったの?
 頭の中がぐるっと回るほどのショックで事態が分かった!ど、どうしよう……!
「とにかく、まず、パソコンをネットから遮断しなさい!もう遅いかもだけれど……」
 と、言われ、慌てて、パソコンをシャットダウンした。ゆりには、スパイウェア
(コンピュータウィルスの一種)を潜入させる典型的な手口と言われ、さらに、
小金を延々とせびるタイプのスパイウェアか、情報を吸いだしたり、内部を壊したり、
他所のサーバー攻撃の足場にされるウィルスとか、怖いことを教えられた。
しかも、「きっと、コンピュータの隅々まで潜り込まれてるから、アンインストールは、
素人ではもう出来ない。お店に持って行きなさい」と。はい……。
何故、ウィルスバスターが、「何事も起きていない」と、表示したかという疑問には、
「そういうのは、自己責任なんだよ。ウィルスバスターは、外からの侵入には対応してくれるけれど、
持ち主が、自分でダウンロードしたものには、対応してくれないんだよ」と。
 今更ながら、自己責任という言葉に、耳が痛い……。
 翌日、お店に預け、1週間後に取りに行くと、それほどやっかいなスパイウェアでは
無かったそうで、駆除料金は5000円だった。
ワンクリック5000円。高い……、いや、自分が詐欺に引っ掛かる人間と、分かるための料金としては、
まだ、マシだった。
ノートパソコンを抱えた私は、自分を宥める言葉を探し探し、マンションへと戻っていった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
メールでの先生からの評は、
「PC使用者に対する一種の警告ともなる内容の作品」と。
そうです、そうです、ウィステがこの作品で言いたかったのは、、
「ネットでの詐欺って、こんな風ですよ」ですもの・・。(^^;)

さて、午後からは、英語で歌を歌う会。
なんだか、疲れが出て、しきりに、あくびが出てしまったわ。
でも、歌の先生は、発声練習のとき、
「あくびをするように声を出して」
と、おっしゃるのだから、本物のあくびでも、問題ないですよね・・。(^^)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする