人類がティッシュの箱をおりたたむ そこには愛がありましたとさ
この一首で「ひとさらい」は終わる。愛がありましたとさ。というどこか投げやりさを感じさせる、けれど確かに愛があったとも思わせる言葉で。人類という大きなものとティッシュの箱という小さなもの。それをおりたたむのも人だ。そんな些細な日常の行為に宿る愛。そんな愛が作者は好きだったのかも知れない。大袈裟な愛よりも。
この一首で「ひとさらい」は終わる。愛がありましたとさ。というどこか投げやりさを感じさせる、けれど確かに愛があったとも思わせる言葉で。人類という大きなものとティッシュの箱という小さなもの。それをおりたたむのも人だ。そんな些細な日常の行為に宿る愛。そんな愛が作者は好きだったのかも知れない。大袈裟な愛よりも。