ぶらつくらずべりい

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真弓「溺愛」斎藤典子

2010-12-22 06:05:55 | クンストカンマー(美術収集室)短歌
両掌もて吾子の頬をつつみたるこのやさしさにわれはたぢろぐ

あまりに愛おしいその実感の重さと、自らに対する不安の重さは似ている。だからこそ、人は理屈ではない。通常、たじろぐのは相手が怖いときだ。怖いが愛おしい。感情はどこかに必ず相反するものをはらむ。

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