ぶらつくらずべりい

短歌と詩のサイト

詩、はははは、はははと言うわけではない

2017-06-22 08:31:23 | 
冷蔵庫の氷の落ちる音

新聞配達の自転車のブレーキの音

梅雨の雨が寝室の窓を打つ音

君のささやくように僕を詰る音

目をきつく閉じると黒く塗り潰された世界

嘘が嘘の重さで僕に存在していた頃

愛という嘘がたくさんの詐欺を働き

集められた愛が一ヶ所に集められて

あっという間にコンクリートに固められる

そうして次々にビルが建って

この世界は存在している

シンガーソングライターでそのビルに火をつけて

シンガーソングライターはライターです

ライターではないので

火はつけられないのです

僕の孤独には



















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