ぶらつくらずべりい

短歌と詩のサイト

悲しいピンク

2022-03-25 21:16:00 | 
赤ん坊だった君の脚の親指の爪は砂浜で見つけた小さな桜貝のようで

とても素敵な宝物を見つけた気持ちだった

あまりにも愛おし過ぎて

僕はとても怖くなった

こんな小さな桜貝を持つこの子が

何も恐れずその生命の全存在を預けてくることに

僕は怖くてたまらなくなって逃げ出してしまった

割ってしまった桜貝は悲しいくらいにピンク



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