黄金色の蝶
下る坂道
通り過ぎる五月の風
絡め合った舌の感触
指で触り合った耳たぶ
不用意にぶつけ合った言葉
時間はあなたに差し込んだぺニスのように
とても不確かで
確かに感じていたのは時間だけが過ぎて行くことだけで
いつかはきっとすれ違うことだけが互いに信じられたことで
あなたが梅の匂いを嗅いだことがあって
その時に上を向いて
その髪が少しだけ風に揺れたことがあって
何故だか僕はそれが悲しくて
思わず駆け寄って
何も言えなくて
説明出来なくて
そんな気持ちを思い出して
もう交わらない時間
もう交わすことのない言葉
これまで交わしていた目線
愛は残酷なまでに当たり前に通り過ぎるこの五月の風
下る坂道
通り過ぎる五月の風
絡め合った舌の感触
指で触り合った耳たぶ
不用意にぶつけ合った言葉
時間はあなたに差し込んだぺニスのように
とても不確かで
確かに感じていたのは時間だけが過ぎて行くことだけで
いつかはきっとすれ違うことだけが互いに信じられたことで
あなたが梅の匂いを嗅いだことがあって
その時に上を向いて
その髪が少しだけ風に揺れたことがあって
何故だか僕はそれが悲しくて
思わず駆け寄って
何も言えなくて
説明出来なくて
そんな気持ちを思い出して
もう交わらない時間
もう交わすことのない言葉
これまで交わしていた目線
愛は残酷なまでに当たり前に通り過ぎるこの五月の風