劇萌え

　堀江社長の宇宙計画は素直に期待したい。しかしライブドアに危うさを感じるのは、なぜなのだろうか。その昔、人工衛星を使って地球の軌道上に遺灰を浮かべるという事業を展開しようとしたゲームデバイスの会社が倒産した。それとダブルのだろうか。

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　最寄り駅のホームに降り立つと、透明なボックスの中を上下するエレベーターを見つめる男の子がいた。年の頃は３歳くらい。利発そうな顔をしている。しかし悲しげにエレベーターを見つめていた。男の子は今どきの子供にしては珍しく、小汚い格好をしていた。ただ汚れているだけでなくミスボラシイ。

　タオルケットのような青いズボンを履き降りてくるエレベーターを眺めている。この子はひとりで何をやっているんだろう？と思ったが、すぐに両親が現れて男の子の手を引いてホームを歩き始めた。エレベーターとの別れが悲しかったのだろうか。男の子は今にも泣きそうな辛そうな顔をしている。男の子の手には体調30センチくらいのミッフィー人形が握られていた。

　ミッフィーはいつもどこか悲しそうな顔をしている。ミッフィーも男の子と同様汚れていた。男の子は小さな手でミッフィーの手を握っている。階段を上る男の子。揺れるミッフィー。萌えとはこういう感情をいうのだろうか。男の子を見て萌え～とか思う俺はThat's Hentertainmentなのだろうか。それでもあの男の子の切ない顔を思い出すと胸が締め付けられるんだ。