元ライターの小説家への道

僕もまだ本気を出していません。

3001年終局への旅を読んだ

2010年11月11日 23時54分28秒 | 日々雑感
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 アーサー・C・クラーク著「3001年終局への旅」を読んだ。2001年宇宙の旅シリーズの完結編ね。2001年宇宙の旅でHALに宇宙へ吹っ飛ばされたフランク・プールが1000年間の旅を経た3001年に地球へ帰ってきたというお話。

 小説内に出てくる3001年の地球が魅力的。宇宙エレベーターを先行く建造物。慣性を伴わない移動が可能な乗り物(論理的には交通事故がゼロになるらしい)。様々な情報を瞬時にインプットできるブレインキャップ。人間のすべての情報を保存できる容量のチップ。読んでいて未来の世界にワクワクしてしまう。

「1001年人を2001年に連れてきたら、あまりの違いに仰天するが、2001年人を3001年に連れてきてもそれほどは驚かない」

 確かにそうかもね。小説内でも書かれていたが、2001年は科学の基礎が出来上がっているから、今後可能なことの範囲とか想像できるもんね。それでも僕は3001年の世界を知りたい。僕も宇宙飛行士になってHALに宇宙へ放り出されて、最終的には地球に帰って来たい!!

 ちなみに小説的には面白くなかったかな。え?これで終わり!?てな感じ。

 とりあえず2001年宇宙の旅シリーズに書かれている宇宙人の概念。高度に進んだ科学力を持った生き物は肉体という脆い体と遅かれ早かれ決別し、耐久性に優れた金属のボディを手に入れる。更に進むと、自分の情報を空間に保存することができるようになり、それは地球人が呼ぶところの霊体などの存在となる。このアイデア好き。
コメント
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