元ライターの小説家への道

僕もまだ本気を出していません。

かわぐちかいじ「ジパング」を読んだ

2011年02月17日 23時37分01秒 | アレコレ鑑賞
「新宿殺人予告中3の19歳兄逮捕」

 じっくりと話を聞かせてくれないか。

---

 かわぐちかいじ「ジパング」を読んだ。全43巻一気に大人買い。まぁ全部中古で1冊100円なので安い買い物ではあったが、良い買い物をした。面白かった。戦国自衛隊を見たことがないのだが、ジパングの方が恐らくメッセージ色は強かろう。

 日本は太平洋戦争で原爆の投下然りで大きく傷ついた。しかしだからこその経済発展があり、だからこその他国に対する弱腰があると思う。もし日本が大敗を喫しなかったら…。それを描いたのがジパング。

 かわぐちかいじは歴史のIFを描きたかったのだとは思うが、その割には最初から最後まで戦闘シーンに明け暮れていたのは本人の意思なのか、何かの事情なのだろうか。個人的には現代とは違う日本の戦後にもっと話を割いてほしかった。

 けどまぁ話の終わらせ方はとりあえず満足です。オススメ!1冊150円で売ります!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

芥川賞「乙女の密告」を読んだ

2011年02月17日 00時08分02秒 | アレコレ鑑賞
「21日にパンダ到着 美人と評判」

 なんのこっちゃ。

---

 やっと前回の芥川賞の「乙女の密告」を読み終えた。文藝春秋に載ってたやつね。相変わらず芥川賞作品はよく分からん。純文学なのでエンターテインメントを求めていないというのは分かる。だから読んでも面白いものではない。じゃあ何なんだ。物語の面白さではなく、文章の上手さや構成が優れている作品が受賞するのだろうか。

 今まで何冊かの芥川賞作品を読んだが、どれも感想的には面白味に欠けるという感じだ。乙女の密告は「アンネの日記」を暗唱する女子学生の話だ。うーん。やっぱり分からない。そういうものなのか。もしくは僕に芥川賞を理解するセンスがないだけなのだろうか。たぶん後者なのだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする