「日本アカデミー賞:最優秀作品賞に「告白」」
良かった良かった。
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村上龍の「限りなく透明に近いブルー」を読んだ。当時の芥川賞で揉めたらしいじゃん。分かるわ、その気持ち。分かる。なんせ文章が、おまえドラッグやりながら書いてるよなって感じなんだから。全編通して退廃的。
この作品が当時の若者の姿を描いているとか、なんやかんやあるらしいが、この作品に描かれている若者なんて極一部でねぇの?ある種の閉塞感は共通していると思うが、ある意味、ドラッグとエロと暴力で満たされている作品中の若者の方が輝いており、作品に描かれていない圧倒的多数の若者の方が存在が希薄すぎて苦しいと思ったりした。
まぁテーマ的には嫌いじゃないけど、ひとつひとつの文章が意味不明だったりするので、もう一度読みたいとはまったく思わない。
ちなみにTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTの歌にリリィという曲があるのだが、なかなか意味の分からない歌詞になっている。限りなく透明に近いブルーの主人公の恋人の名前がリリィだが関係あるのだろうか。
BUMP OF CHICKENもリリィという曲を書いているが、これは関係なさそうだ。マキシマム・ザ・ホルモンは糞ブレイキン脳ブレイキン・リリィーという曲を書いているがこれも関係なさそうだ。糞ブレイキンって充分イミフだが、これはMTHの地だ。