元ライターの小説家への道

僕もまだ本気を出していません。

物語の体操―みるみる小説が書ける6つのレッスンを読んだ

2011年10月24日 22時31分30秒 | アレコレ鑑賞
「山田優“進展”に質問「結婚ない…でもいつか」」

 小栗旬とはないと思うわ~

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 「やる夫が小説家になるようです」を読んで、興味が湧いて「物語の体操―みるみる小説が書ける6つのレッスン」を読んだ。

 小説を書くのにリアルで参考になりそうな本だ。大きく分けて、前半で物語を作れるようになるための具体的なレッスンが書かれている。後半は著者の文学論って感じ。後半は小説を書くためのレッスンとは少し離れているが、小説を…文学を…書くなら読んでおいて損はないという感じ。

 実際に前半部のレッスンをやれば、小説を書く力が身につくと思う。僕もレッスンのいくつかをやってみたが、ふむふむなんて思った。続いてないけど。小説を書くのに手が止まってしまったら、また読み返したく思う。

 後半の話は難しくてピンとこなかった。文学とは?が書かれているのだが、そもそも文学が何か考えたことがないので、一方的に考えを聞かされた感じ。恐らく文学とは広義ではすべての文章表現が当てはまると思うのだが、ここではそういうことは言っていない。恐らく芸術的だったり詩的に表現している文章を文学というのだろう。

「吾輩は猫である。名前はまだ無い」
「恥の多い生涯を送って来ました」
「産湯を使わされた盥のふちのところである。うんぬん…」

 これらは文学なのだろうか。しかし当時は文学なんて高尚なものではなく大衆娯楽のひとつだったんじゃなかろうか。もしそうなら、伊坂幸太郎や東野圭吾は後に文学になりうるのか。なんかよく分からないっす。

 まぁまた読み直そうと思いました。よく小説を書きたいなら、好きな作品を丸写ししろなんて言うけど、オレ的には意味ないんじゃねぇ?と思っていたのだが、この本でもやっぱ意味ないんじゃねぇ?と書かれていて、少しほっとしました。

 現在絶版中。


物語の体操―みるみる小説が書ける6つのレッスン (朝日文庫)
クリエーター情報なし
朝日新聞社
コメント
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