(安中宿)
旧中山道、日本橋を出発して17日目になる。
2007年3月4日(晴)最高気温17℃の予想。
JR安中駅に朝9:25着。
駅前の広い道路のなだらかな下り坂を鷹ノ巣橋に向かう。
旧中山道の板鼻本陣を出て、西に進むと道路に突き当たり、
右側に鷹巣神社の門柱が見えるが、鷹ノ巣神社は右手山の上にあるはずで、
神社は見当たらない。
左手 前方に鷹ノ巣橋が見える。
旧中山道はさらに直進して碓氷川を渡ったが、今はこの鷹ノ巣橋渡り、
渡り終えたところにある「中宿」の信号を右折、突き当りにある左右の道が、
旧中山道である。
「中宿」の信号の左向こう側、道路に背を向けて、中宿の鎮守
「諏訪神社」があり、明治天皇が腰を下ろして休んだ平らな石が置かれている。
また、諏訪神社の向かいにある蓮華寺は、世良田の長楽寺を建てた栄朝(*)が、
中宿で仮寝をしたときの夢によって建てられた寺で、栄朝の写実的坐像が残されている。
また、文化四年(1807)の読誦供養塔があるが、金網で囲ってある。
いかにも古そうで今にも崩れ落ちそうである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/fa/142e2a2a4dd2593d0166ea55f9d14c32.jpg)
その名声を慕って長楽寺に学んだ僧侶も多く、世良田は全国の僧侶の憧れの地となりました。}
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/e9/64a14a5ba74ea083918a6619f9566fff.jpg)
これが旧中山道で、右を見ると中宿消防団と書かれた小屋で突き当たる。
昔はこの道路の先に碓氷川を渡る場所があったと思われる。
この消防団の小屋までの間に「旧中山道」の標柱が立っている。
「左安中宿 2km、右板鼻宿 0,4km」とある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/26/2d25e2fd1bc855ff98749254c713dccc.jpg)
「おはようございます」と、にこやかに挨拶をされた。ボクも
笑顔で応えて「おはようございます」と返す。
安中に来て気が付いたが、どの方もすれ違うと挨拶をされる。
それが中学生であってもである。ずいぶんしっかり躾けされているらしい。
旧街道らしく昔が偲ばれる旧い家並みが続く。
すぐ左側民家の店先に
「是より一宮 大日 街道」と書かれた道しるべは、
西側に庚申塔と刻んである。
さらに進むと、道は左へ大きくカーブしている。ここで昔は直進したが、
今は、すこし先で行き止まりになっているので、
道なりにカーブして進むと、再び碓氷川の土手に突き当たる。
左側には国道18号線が見える。さらに向こうの山の上には、
数々のコンベアーや煙突、ブリキの囲いなどがあり、
SF映画に出てきそうな要塞の様な工場が見える。
東邦亜鉛精錬所である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/2a/0e843747c80f216ad9608590c3e72c70.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/6e/ca71eef6fb57b5a56905843e0afbac6a.jpg)
土手に上がると碓氷川に架かる「久芳橋」がある。
結構長い橋で、河原には野球場などスポーツ施設があり、
スポーツを楽しむ人たちでにぎわっている。
橋を渡ると「下野尻」大きな信号があり、直進と左方向に分かれていく道になる。
案内看板に、左「旧中山道」、安中市街地とある。
もう安中宿である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/ef/573983931c368463fd48a99e8688cdd4.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/53/c30467f8ca4b7682cbe5230133c01b56.jpg)
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