![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/d9/2c91e0fbea3d67caa8bd8dfd187ef401.jpg)
(「おいでやす彦根へ」のモニュメント)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/1b/0474f912fb37ba22fafeab0310c7c66a.jpg)
(旅しぐれ中山道松並木の看板)
(鳥居本宿)
国道八号線に出て左折し、矢倉川の橋を渡ると、
道路左脇に入る道があり、
「おいでやす 彦根市へ」のモニュメントが左手にある。
ここから鳥居本宿である。
道路左右に昔の面影を取り戻そうと松並木が造られつつある。
道路脇に(旅しぐれ中山道松並木)の看板があり、
この松並木は彦根八景の一つに数えられている。
彦根八景は、住民が選んだ風景の(ベスト8)。
どうゆうものかと言うと、
ボクの住まいの板橋十景のようなもの。
例えば、板橋の名の由来の「板橋」とか、
「志村の一里塚」とかを想像してもらえば良い。
彦根八景は、やはり「彦根城」とその横にある「玄宮園」、
そしてこの「旅しぐれ中山道松並木」などである。
この松並木を鑑賞に足りるようになるには、
あと30年ほど必要かと思われる。
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(彦根八景の彦根城)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/b4/ee394244df7d07f87efb3095a1c19511.jpg)
(彦根八景の一つ玄宮園)
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(まだ若い松並木)
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(松並木2)
鳥居宿を進むと道路はすぐ右、左と鉤の手に曲がるが、
その曲がり角に胃腸薬で有名な(赤玉神教丸)の有川家があり、
今でも薬の営業をしている。
彦根の鳥居本には三つの赤の名産があり、
その一つが赤玉神教丸であり、
他の二つは鳥居本合羽とスイカであった。
彦根城主井伊家の武者は赤揃いで、
「関が原の役」を戦った赤鬼魂と共に広まったという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/49/bea2e0215eb2c71f5c510cc96f3b30ea.jpg)
(うわさ通り赤い赤玉神教丸の暖簾)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/57/b61da7618d11038927d25395b2eb9038.jpg)
(赤玉神教丸の有川家)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/14/978686b55a48a40b9fd64365fc34f53c.jpg)
(明治天皇御小休所の碑)
その赤玉神教丸有川家の右手には、屋根つきの屋敷門があり、
その門前に「明治天皇御小休所」の石柱が立っている。
その有川家の左手に細い道があるので、
入っていくと国道8号線の向こう側に、
「上品寺」の石柱と鐘楼が見える。
石柱の奥にもう一つの石柱があり、
これには「法海坊旧跡」とある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/c9/ae7e44987c873d003995b063199e2fb9.jpg)
(上品寺の石碑と話題の鐘楼)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/a1/56d13d79fc9a244149090dce9af99913.jpg)
(法海坊旧跡の石碑)
法海坊(七代了海)は、
(上品寺の釣鐘を作る費用のために江戸市中を托鉢して廻った。
しかし鐘には、新吉原の遊女の名があることから、
破戒僧として歌舞伎などに取り上げられている。
実際には遊女が病で困っているのを見た法海坊が、
托鉢した金を出して救ってあげたりしたのに感謝して、
沢山の遊女から寄付金が集まり、
作られた釣鐘を、一人で江戸から大八車で近江(滋賀県)まで運んだ努力は、
何物にも変えがたく、先の世界大戦時にも供出されることはなかった。)(鳥居本町)
その釣鐘が鐘楼に在る。
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(上品寺本堂)
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