台湾の農暦(=旧暦)大晦日には、「年夜飯nianˊyeˋfanˋ」という鍋料理を食べる習慣があり、
これには、来年も家族全員が円満で幸せであるようにという意味があります。
家族が揃って丸いテーブルを囲み、年夜飯やご馳走を食べます。
鍋に入れる具は、日本のおせち料理と同じく縁起のよいものを入れます。
例えば:
・菜頭(caiˇ touˊ台湾語の発音)(=大根) →好彩頭(haoˇcaiˇtouˊ中国語の発音)とは
新しい年によいスタートができるように。
・魚 →年年有餘(nianˊ nianˊ youˇ yuˊ )
毎年にお金が余るように。
・麺線(mianˋxianˋ) →寿命が長くなるように。
・久年菜(jiuˇnianˊcaiˋ) →年が長くなるように。
・中国の東北では鍋に水餃子を入れる習慣があります。
沢山の水餃子の中の、1個か2個の中に小銭を入れ、
それを食べた人が幸運になるような意味があります。
台湾でも、この習慣をやっている人もいます。
そのほかに、家でも縁起ものを飾り、新しい年を迎えます。
・鳳梨(engˋlaiˇ:台湾語の発音)=パイナプルは、「旺」と同じ発音で、
縁起よいの意味があります。
旺(engˋ:台湾語の発音)とは運気がよく、商売繁盛するということで、
商売をしている方は鳳梨(fengˋliˇ中国語の発音)を飾っています。
・春聯(chun lianˊ):
イラストのようなもの、赤い紙におめでたい言葉を書いているものです。
福や春の春聯を逆に貼ると、福や春がうちに入ってくるように…。
私が知っている範囲で紹介しましたが、
そのほかに、まだ沢山の縁起のよいものがあります。
ご存知の方が居たら、ぜひ教えて下さい。