このマイリーフレットの一部を補足しました。プロフィールの最後の2行です。お見知りおきを!私が留意している点をご理解いただけるとありがたい。なお3月23日あげたブログ記事を削除しました。ご承知おきください。
◎写真を撮る人(自然・報道・芸術・記念写真・ほか) フォトプラザ・ヤマモト
フォトグラファー 山 本 英 夫
◎平和のための軍事研究 ◎生きる、つながるために基地を観る平和ガイド
連絡先:携帯電話=略 Eメール=pzyamahide●lemon.plala.or.jp(●に@を入れ直してください)
名護市在住
ブログ、日々更新中=「ヤマヒデの沖縄便り Ⅳ」
【日々の活動の中から】―ご依頼を承ります
◎写真撮影を通して、事実を記録し、現場からお伝えします。皆様方と考え、解決に向けて歩みたいと念じております。
①基地建設、琉球諸島の軍事動向などを住民目線から調査し、実態の解明に努力します。
②基地周辺の自然環境への悪影響について記録し、共有します。
③沖縄・琉球諸島の海辺と森の自然を記録し、お伝えします(①から③上記ブログ参照)
④生きる、つながるために基地を観る平和ガイド(原則有料)
⑤沖縄への研修・抗議行動等の旅行への助言ほか、ご相談に応じます(無料)。
⑥写真の販売(2L判―1000円、A4額縁入り12000円など。送料は別)
⑦講演会・お話し会(前記2つは原則有料)・対話(無料)など、その他可能な限り対応します。
◎ご相談・お申し込みは上記Eメールにてご連絡ください。
◎可能な限り、皆様方との支持・協力関係を創っていきたいと存じます。
【プロフィール】1951年東京生まれ、松林と原っぱと畑に囲まれていた世田谷育ち。1964年の東京オリンピックを前に激変していく様に仰天。1965年より野鳥観察を始め、1967年東京湾江戸川河口の干潟・野鳥を守る運動に参画。1989年5月初めて沖縄を訪れ、「基地の島」に衝撃を受けた。以降、沖縄通いを始める。1997年、辺野古・大浦湾の新基地建設の動きを知り、2004年から辺野古・大浦湾を撮影の定点とした。その成果をもって、東京で写真展を繰り返してきた。2010年末の防衛計画大綱に掲げられた「島嶼防衛」に衝撃を受け、2011年以後、与那国島・石垣島・宮古島に通い出す。
2013年10月、名護市に居を移し、同時に辺野古テント村(運営:ヘリ基地反対協議会)のボランティアスタッフとなる。2021年夏、同テント村を離れた。2022年4月、私は「写真を撮る人」として再出発。24年4月沖縄=琉球諸島を戦場に引きずりこむ/抵抗する動きを撮っていく。また、上記3課題に磨きを掛けていく。皆様からの暖かいご支持・ご協力をいただけたら幸いです。(2024年4月4日改訂)
【振込先】郵便振替口座「00150-0-610793」「フォトプラザ・ヤマモト」
【沖縄に係わる私の基本姿勢】
①沖縄と向き合うのは、私と私たち「日本人」が自戒し、再生したいから
34年間私が沖縄と関わる中で気づかされてきたことは、私たちの無知・無関心・不勉強が沖縄を「基地の島」に固定化させ、加担してきたという現実です。「平和憲法」と言われてきた日本国憲法は、第1章「天皇」から。日清戦争以来繰り返されてきた侵略戦争を問わず、各自の自由な思考を奪う仕組みとしての天皇制。また、沖縄は、「皇国の防衛」のために焼き野原にされ、沖縄民衆はスパイだと惨殺されたり、「集団自決」に追い込まれていきました。この頂点に君臨していたのが、「神聖にして犯すべからず」の天皇です。日本国憲法第1章は「天皇」条項。戦後78年、沖縄の「日本復帰」51年が経過しても米日核安保体制が日本国憲法の上位に君臨し、民主主義は死に体に。国会すら無視されています。
私は自分世代の責任を問い続けます。1960年代末から1972年のベトナム反戦運動の中で、この国と切っても切れない沖縄の現実を「異国」だからと、日・琉の歴史を視野に入れていませんでした。これは欺瞞では済まされません。私は沖縄と関わり続けます。微力でも、無力でないと信じ、歩き続けます。
②沖縄と係わるのは、地域の、地球の自然を守るため
私は沖縄に住み始め、沖縄の自然に新たに出会い直そうと考えています。琉球諸島の島々は地球上で唯一無二の温暖で湿潤な亜熱帯の海と森の環境を構成しています。私はなんとか島々の自然を間近にみたいと思いながら、「基地の島」に閉ざされています。大浦湾の海草やジュゴンは、その最大の被害者です。
このまま「基地の島」に縛り付けられたままでは、琉球諸島の自然は、生き延びていくことはできません。シマに生きているのは、私たち人間だけではないと、私は自覚し直します。
人間が生み出した近代科学技術は原爆や原発を頂点に取り返しのつかない破壊をもたらしています。気候危機が叫ばれる今も、人間は「万物の霊長」などという思い上がりを克服しようとする気配は、大国の中からは生まれ出てこないでしょう。
③沖縄と係わるのは、「島嶼防衛」なる戦禍をもたらす事態を避けるため
日本政府は、2010年の「防衛計画大綱」確定後、内々に中国を敵視する政策に転換しました。米国は、対中戦争を準備しながら、これまで日本に「地域限定戦争」の先鋒を務めろと言ってきました。このための準備は沖縄島・琉球諸島ばかりか、日本全体で様々に進んでいます。米国は対中戦争を遙か遠くから地域限定戦争に押さえ込むと考えてきましたが、2021年4月の米日首脳会談で「台湾有事」まで飛びだしました。2022年2月24日から始まったロシアによるウクライナ侵略戦争は核の脅威が露わになってきました。そして日本政府は「専守防衛」の看板を変えないと称しながら、「敵基地攻撃能力」を持つ態勢を固めてきています。明らかな〈矛盾=欺瞞〉です。
『台湾有事』となれば、この国は与那国島から北海道まで瞬く間に戦時体制に覆われます。特に琉球諸島は戦場にされていきます。安倍政権が加速したこの動きを、岸田政権も継承し、2022年12月「安保3文書」を閣議決定。遂に、24年3月、勝連半島に第7地対艦ミサイル連隊が造られたのです。事は琉球諸島全体に及び、アジア全体に波及していく事態が進んでいます。
私は、如何なる国の大国主義・覇権主義にも、明確に反対。日本国の侵略の歴史を凝視し、人々の希望を不戦に見定めています。沖縄内外の人々と共に対話を広げて参りましょう。(2024年3月23日改訂)