ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

【拡散願います】辺野古変電所と高圧線地中化工事の現在(20211016)

2021年10月18日 | 辺野古・大浦湾

2021年10月16日(土)晴れ 辺野古の「沖縄高専前」のバス亭に下りたのが、13:20。

本日の目的は高圧線地中化工事の範囲と工事状況の確認だ。

国道329。辺野古集落に入る(右)三叉路。信号機に「辺野古」とある。13:37

正面が名護市市街地方向。左の道は国道329のバイパス。左の森の中はキャンプシュワブ演習場。右側の木の奥もキャンプ・シュワブ(変電所を除き)。変電所は、正面右側の白っぽい建物。木に囲われており、見にくい。

右の鉄塔が「58」番の鉄塔。金武発電所等から送られた電気は、ここから辺野古変電所に送られている。正面の国道をまたいでいる高圧線は、名護市大北の変電所経由で、電流(電気)をこの辺野古変電所に送っている。キャンプ・シュワブヘの送電は双方向となっている。

ここからバイパスを通り、地下化工事の西端を確認する。バイパスは約1.5km。

バイパスの中程から。東を振り向く。高圧線が見える。手前に沖縄高等専門学校の寮(右)などが見える。いづれも高さ制限にかかっている。左奥に校舎等がある。この橋の下に、辺野古側が流れている。左が演習場。右は辺野古の海。13:51

右の集落が辺野古。鉄塔は左が「56」と右が「55」。下が辺野古川。流れは小さいが谷になっている。13:52

橋を渡りきったら、本件工事の事務所と資材置き場があった。沖電工が工事の受注者。発注者は沖縄防衛局。契約上は、沖縄電力に依頼し、それを沖縄電力グループとして沖電工が土木工事に当たっているのだ。14:00

私は進行方向(宜野座方面)に向かって、左(海)側の歩道を通過中。

ローソンの駐車場。高圧線は海側に立っている。14:02 

ローソンの奥に2本の鉄塔。この先で送電線は反対(山)側に入る。14:04

久辺郵便局に曲がる道との交点右側にこれがある。「52」番。ここが起点だ。キャンプシュワブの西端から約1300m。

さらに前へ歩く。

国道329バイパス。左に名護市マルチメデイア館。右側に工事現場があった。ここが鉄塔「51」から送電線を地下に埋設するようだ。14:16

反対車線歩道から。左の鉄塔が「51」。「51」と「52」(右奥)の位置はずいぶん近い。14:17

これが撤去する「52」の起点。左の「51」から電線をこの敷地の中へ引き込み、地中化し、この道沿いに管路を埋め込むのだろう。橋の下はケーブルを吊す構造となるはずだ。14:19

ここだ。工期は2023年3月まで。「送電線地中化工事」。発注者:沖縄電力、受注者:沖電工とある。その元は沖縄防衛局であり、大元は米国海兵隊だ。このからくりを私たちは見逃してはいけない。

14:19

30株以上の木々が切られている。横50m×縦30mぐらいの範囲だ。米軍のために犠牲になった木々、草花。虫たちも蹴散らされただろう。私たちの不甲斐なさを悔しく思う。14:21

ここから辺野古変電所前に戻る。

左下のバス停が「沖縄高専前」。鉄塔が「58」番。真ん中の白い建物が辺野古変電所。14:47

今回は鉄塔と送電線を中心に撮っている。構図とか関係ない。見苦しいが、ご容赦願う。

変電所をななめ前から。作業中。14:52

整地して溢れた土砂を除去するようだ。14:55

この場所は今まで何もなかった。整地するのは、変電所から基地に配電する施設の増強だろう。

14:55

ここいらは、余り詳しく書くと、米日政府に嫌われる。配電設備。14:58

変電所そばの橋の上。下はキャンプ・シュワブ演習場への道。立ち入り禁止、でっす。変電所から「59」(「59」は左側)を経て「60番」。終点は「64」だから、あと4基。14:59

急ぎます。なぜかと言えば、陽が西に傾くと、逆光になり、「番号」などがみえなくなる。

ゲート前を通過し、辺野古ダムを通過し、辺野古弾薬庫側を左におおきく回り込み、

坂を上る。振り向くと大浦湾。いやガードマンを写したかった。警備業務に服するガードマンが2組巡回中だ。ALSOK。右の囲いも地中化工事の関係。15:22

多分、管路はこの車道の下を行く。工事が始まったら大渋滞間違いなし。どうなるのか?

坂を登り切ると、進行方向右側が作業場に。作業員が10名ほど。15:25

振り向くと。15:27

沖電気の作業員の皆さんには罪はないと、私は思うが、新基地建設は罪深いことだ。自然をぶっ壊し、住民の生活権(人権)を侵害し、軍事基地機能を高めていくことになる。対中国戦争の最前線に私たちは巻き込まれていく。

知らぬが仏。いやいや、悪魔は誰だ?!

「63番」。あと一息だ。因みに「60番」から「63番」の間の「61」「62」の2本は国道329の奥なので見えない。この間の鞍部に辺野古美謝川が流れ、辺野古ダムがある。15:29

キャンプシュワブの演習ゲート。殆どつかわていない。15:53

この左の鉄塔が「64」のはず。確認できず。二見入り口手前800mほどの位置。16:10

ここまで。

総括。①「52」から「64」の送電線の長さは約3300m。地中化した場合は約4000mとなる。

②総額いくらになるか、調査中。変電所の改良工事と合わせれば、10億円近いでしょう。この全部が私たちが払っている税金からだ。

③米軍のために使うな! 私たちのが生きていくために使え! 自公政権を取り替えるのは今だ! オール沖縄、市民と野党共闘で、頑張ろう。



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