先日(2022年7月30日)私はウチナージャズオールスターズのコンサートを見に行った(既報)。そのとき気になったことがあった。聴衆がスマホやタブレットで撮影しているのだ。以前であれば、コンサート会場への撮影機材のもちこみについて、チェックされたものだ。今回これがなかったのだ。確かにスマホ等がこれだけ普及していると、規制しきれないのだろう。とはいっても著作権・肖像権侵害の行為であることは、変わらない。今やマナーにまかせるしかないのだろうか。
また同じ聴衆として、他人が撮影している画像を後ろからみせられるのは、邪魔だとしか言い様がない。見なければいいだろうというかもしれないが、全体が暗い中で、近くがボンと明るければ、目が向いてしまう。絶対にやめていただきたい! 主催者はもっと強く言うべきだろう。私たちは聴くことに専念するために直に行っているのだから。あんなところで、ろくな撮影にならないのに、何やっているんだろうと私は思うのだ。
今朝(2022年8月2日)の沖縄タイムスに西原高校マーチングバンド部が世界音楽コンクール(オランダ、ケルクラーデ)でチャンピョンシップで初優勝したとの記事が出ていた。どんなだろうとネットで拾ってみた。マーチングバンドについては、私は撮影したこともあり、多少知っているのだが、さすがといえる舞台展開をしていた。演奏・ダンス、プラス舞台回しまである。
ネットだから音が悪いし、アバウトにしかわからないが、いずれの動画もロングショット。全体の動きしかわからない。どうしてかと思っていたが、これもネット時代だからだろう。アップで撮ったものを流せば、バカモノたちに(本筋とは関係ない)愚劣な論評が付せられてSNSを駆け巡ることになるからだろう。
そうした動画の枠外の片隅に、エロ系画像と覚しきもの(タイトルから判断)が付せられていたことにも驚かされた。
要するに音楽等は、生で聴く・見る。これしかないのだ。生で聴く本旨を忘れてはだめだろう。
私は音楽シーンを撮る機会、本当になくなっている。さみしい限りだ。
西原高校マーチングバンド、機会があったら、見に行きたい。これからも頑張ってください。