2024年12月16日(月)曇り ②
とうとうサンドコンパクションパイル工法の船が金武湾に入ってきた。これは、新基地建設のために大浦湾の軟弱地盤を固めるための作業船だ。私はこの業界に素人だから、詳しいことはわからない。撮ってきた写真を紹介しながら、可能な範囲でお示ししたい。なお、他に2隻が中城湾港に入っているとの情報があり、こちらも見てきたいが、まだ日程が立っていない。
15:00 ブルービーチ脇から。高さ約70m。全長70m、幅30m。ここから約2km先。長辺が見えている。後方はうるま市、石川地区。
ブルービーチ脇から沖縄電力火金武力発電所に向かう道を北西に上がっていく。
16:00 坂を登っている途中で、左側のサトウキビ畑から突き出ている鉄塔。これだ! ここは標高約25m。
16:30 やっと沖縄電力の金武発電所前に到着。斜め前の姿。
国道329号バイパス脇。
16:40 縦位置で撮った。ギリギリ入った。
これで高さ55m級らしい。この高さに+20mの75mにするようだ。
よくみると柱が幾つも組み合わされているが、奥の3本の赤白の部分の「リーダー」を20m付け足すようだ。
高くなれば、当然重心が上がる。要は不安定になる。これを如何にして押さえるのか? 船体を重くすれば吃水がさがり、海底にひっかけるかもしれない。砂杭を打設するのだから、船体の位置を固定しなければならない。船・杭が立っていればいい、のではないのだ。
16:42 だいぶ暗くなってきた。
17:31 もうここまでだろう。中央上部に点灯が始まった。右の船も関連の船だろうか。
なお、年内に大浦湾に移動するとの新聞記事も出ていた。要注意だ。
大浦湾の軟弱地盤については、海面下90mまでそうだとされている。70mの砂杭による地盤改良の作業では、飛行場としての強度を維持できまい。そもそも沈む。その場所はCー1護岸南側滑走路の先端部だ。大浦湾側の埋め立て工事は、絶望的なのだ。無理して事故って、この国は恥をかくのか、これ以上の自然破壊を止めるのか? この国のあり方が問われている。
関連記事は「チョイさんの沖縄日記」に出ている。ご覧ください。