2024年12月10日(火)晴れ
11月30日の宮城島(南部)へのお遊び(既報)で、私は宮城島の土砂搬出現場に歩いて行くことは不可能だと悟った。かといって、行かないわけにも行かず、島ぐるみ会議うるまのTさんに「脚」を引き受けていただいた。感謝です。
宮城島は、金武湾のなかにある一つの島だ。勝連半島の半ばから平安座島(へんざじまー石油備蓄基地がある)、宮城島、伊計島(いけいじま)と北に順に並んでいる。なお、平安座島から浜比嘉島(はまひがじま)にも橋が架かっている。今ではこの4つの島に海中道路ができ、陸続きになっている。なお名護市辺野古・豊原からも金武湾の中に、伊計島・宮城島・平安座島を見ることができる地域がある。
この宮城島の鉱山を国は、数年前から土砂採掘の候補地に挙げていた。名護市安和・本部町塩川そして3番目の採掘地として、11月20日から土砂採掘と辺野古への搬送を始めたのだ。こうした新たな動きに対して、地元の島ぐるみ会議うるまなどが抗議活動を始めている。私は数年前にこの現場を観ており、また、島ぐるみ会議うるまの人々とは、無縁の存在ではないのだ。
改めて宮城島の現場から、搬出港である中城湾港西埠頭は陸路で約23kmであり、海路は中城湾港西埠頭から大浦湾まで約70kmぐらいだろう。安和や塩川からと比べると約3分の1の距離となる。
ただし、そうそう国にとって好都合なルートではない。宮城島のエリアの殆どは、県道や市道ではなく農道だ。舗装が浅く耐久度が弱いのだ。
2024年12月10日(火)うるま市安慶名(あげな)から海中道路を経て、車で宮城島に入った。土砂採掘現場は宮城島の北端だ。
10:34 右側に海が見える。付近の集落は与那城池味(よなぐすく・いけみ)だ。
10:40 あそこだ。バックが沖宮鉱山だ、
10:41 沖宮鉱山が「最徐行」を出している。
10:45 機動隊がでている。
反対車線側の岩に「命どぅ宝」の掲示がある。交通安全の標語に使っているのだが、ここで沖宮鉱山が言う言葉だろうか?!
10:46 ゲート前に近づいて観る。機動隊が規制に入っているが、その中を牛歩している。
10:47 私は反対車線に渡り、周囲を確認。ややカーブになっており、要注意の場所だ。
10:49 埋め立て用土砂を搬出しようと待機するトラック。
10:50 牛歩したあとは、機動隊が市民を抑圧。
10:50 出てくるダンプ。
搬出ダンプが出終わって、しばらく休憩。
私もおにぎりをいただく。また最近の勝連半島などでの撮影から得た話を約15分させていただく。質問も数名から受けた。質疑ができることは大歓迎。
12:08 参加者が発言。うるま市石川に自衛隊が新たな演習場を造ろうとしたが、これを市民の力で押し返した。宮城島からの土砂の搬出にも継続的に取り組もう。
12:08 中城湾港から戻ってきたダンプが並ぶ。
12:08 立ち上がって抗議活動再開。
12:10 「海を殺すな、美(ちゅ)ら海守ろう、命(ぬち)どぅ宝」。
12:13 再び出てきたダンプの前に立つ、座る。
12:14
12:14 「宮城島の土で 基地、造らせない」「宮城島の自然を壊すな! 島民の生活を壊すな!」
12:22 機動隊が出て、排除にかかる。
12:23 私は機動隊の前に出て正面から撮る。
12:24 ここで女性たちの牛歩が続く。
12:25
12:26 女性たちの頼もしい牛歩。
12:27 機動隊の介入が強まる。
12:28
12:33 粘り強い取り組みだ。
12:38 出て行く。
12:53 命どぅ宝とは、生きものたちとの循環の中でのことだろう。
同じ言葉にも私たちが生きてきた歴史を考えれば、意味合いを更新することが問われているだろう。
12:53 木陰の上を見上げれば…。何の実だろう。
13:04
13:06 ダンプが入る後ろに一般の車両が待っている。
13:13 繰り返し繰り返し牛歩する。
13:19 土砂搬出をやめろ!海を壊すな!基地建設をやめろ!
13:22 牛歩が続く。
13:22
13:24 粘り強く牛歩する人々。
13:25
13:26 ゲート後方右側から出てくるダンプ。
13:34 機動隊が規制する中で、搬出が始まった。
13:36 白ヘルの男は沖縄防衛局か。カウンターをもっている。台数を数えているようだ。
私たちは、本日はここまでにする。またきます。