ネットを見たら、きたる大阪府知事選に辰巳コータロー氏が出るそうだ。これはいいね。維新勢力のど真ん中に風穴を開けていただきたい。辰巳氏は共産党の参議院議員だった。切れ者だし、優しい人だろう。
共産党が維新のど真ん中にガチに行くのは、ぐちゃぐちゃな時代の中で、圧倒的な維新の本拠でぶつかることは、維新の岩盤を割っていくことになる。むろん無所属でであり、如何なる共闘が成立するかが、鍵となる。
維新は大阪にカジノをつくるとの話を進めてきたり、身を切る改革を語ってきたが、自らの身を切るのではなく、人々の命を削ってきた。ギャンブル依存症を作りだすカジノ建設は、人々の分断をすすめ、無展望・無思考、生活の破壊を促進する。コロナ禍での大阪府での死者は東京都の1.5倍となるという。
政党の枠組みを突き崩すことは大変だが、立憲民主党を中心とした「野党共闘」の可能性がなくなった以上、個人・市民の広がりに依拠する以外にない。自民党の権力政治に対して、市民の命を大切にすることは、大きな広がりを持ちうるだろう。このためには、「内向」の壁、没個性の壁を打破できない限り、一歩も前に進めまい。「我・我」の関係を如何に切り結ぶのか。これは簡単に打破できないだろうが、彼のようなしっかりとして意外性がある人が正面から立つことは、インパクトがあるに違いない。「共産党」だからと有権者からすり抜けられない、打ち出し方の工夫が大切だろう。
私も彼と彼らに期待しています。
ところで辻元清美氏は如何なる態度を取るのだろうか? またれいわ新選組は? 興味津々だ。新たな歴史は自治の場から始まる。