ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け35年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

【補足・訂正】自衛隊統合演習(実動演習)と海上保安庁(20211115)

2021年11月14日 | 米軍/自衛隊

 私は、2021年11月11日7時40分頃、那覇空港から、那覇新港に入るPLH02「つがる」を見つけた。「つがる」は第一管区海上保安本部(函館)の巡視船だ。また何でここへだった(既報)。この疑問は同日の琉球新報を読んで、そうかと閃いた。「令和3年度(2021年度)自衛隊統合演習」(2021年11月19日から11月30日)があちこちで開かれるのだ。このとき、那覇に来たのだから、この周辺でも自衛隊統合演習が行われるのだろうと疑った。ところが翌12日朝、私が再び那覇新港に行った。ところが居なかった。だとすると、与那国島か石垣島に行ったのではないかと私は推察している。両島をまたぐ同演習が予定されているからだ。

 そして私は11月14日、同演習などの関連情報を統合幕僚監部、陸海空幕僚監部のプレスリリースを方端から確認した。たくさんの関連演習が日米合同で行われている(過去とこれから)。詳細については後日とするが、本稿では、ただひとことふれておく。実施場所についてだ。「種子島、津多羅島、自衛隊施設および在日米軍射爆撃場並びに我が国周辺海空域等」とあるだけだ。沖縄県内については一字の記載もない。明らかにごまかしているのだ。

 因に、米日共同演習場が造られようとしている馬毛島のそばの種子島(鹿児島県)。津多羅島は? 私も知らなかった島だ。長崎県五島市・福江島の南に位置する無人島だ。水陸機動団の相浦と約120kmの近さだ。

 それはともかく、琉球新報、沖縄タイムスの報道によれば、本部八重岳、中城湾、那覇空港、石垣島、与那国島、宮古島、沖大東島(射爆撃場)などとしている。まだまだあるのではないか? 

 そう思って、海保の水路通報を確認した。しかしこの演習とおぼしきものは、ひとつもでていない。米軍の演習に隠れて(米日共同演習)やるのだろう。

 だとすると、「つがる」が既に派遣されているように、海上警備活動に来る管轄(第11管区)外の巡視船を当たれば、ニアミスできそうだ。どこでやるかぐらい推測できるだろう。

 ということで、事前に、いつ・どこで、何を見たかを記録していきたい。

【参考】沖縄島東海岸を担任する中城海上保安部は、PLH201の「みやこ」、PL62の「いしがき」、PL63の「くにがみ」の3隻だ。

 沖縄島西海岸を担任する那覇海上保安部は、PLH04「うるま」、PLH06「おきなわ」、PLH09「りゅうきゅう」だ。

 八重山を担任する石垣海上本部は、PLH35「あきづき」、PL13「もとぶ」、PL14「よなぐに」、PL61「はてるま」、PL81「たけとみ」、PL82「なくら」、PL83「かびら」、PL84「ざんぱ」、PL85「たらま」、PL86「いけま」、PL87「いらぶ」、PL88「とかしき」、PL89「あくに」、PL90「いぜな」だ。

 宮古島周辺を担任する宮古島海上保安部には、PLの在籍はない。小型巡視船だけだ。逆に大型巡視船が居たら、地区外のものだ。

◎註:むろん、管轄の巡視船も海上警備に動く。誤解のないように願います。

 私は探してみる。可能性の高い海域は、那覇港沖、名護湾、中城湾から金武湾東側、宮古島周辺、八重山周辺、伊江島周辺、久米島周辺など。無論、自衛艦がいれば、この記録も行う。住民の安全を脅かし、戦争を準備し挑発する軍事演習に、沖縄は反対の声を上げていこう。

◎補注:自衛隊法第101条〈海上保安庁等との関係〉が定められており、

「自衛隊と海上保安庁、地方航空局、航空交通管制部、気象官署、国土地理院、旅客鉄道(株)(JR各社)は、相互に常に緊密な連絡を保たなければならない。

 2:防衛大臣は、自衛隊の任務遂行上、特に必要があると認める場合には、海上保安庁等に対し協力を求めることができる。この場合においては、海上保安庁等は特別の事情がない限り、これに応じなければならない」とあるのだ。

 今現在、自衛隊と海保はこうした決まりに基づき動いているとみておくべきだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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