昨日書いたアキノ隊員への弾圧(家宅捜索)記事が、多くのリツィートもあり、多くの方々が見てくださっています。アキノ隊員の人気ぶりに驚かされています。個人的な感慨はともかく、地道な努力が弾圧されるという理不尽。私は怒りでいっぱいです。
他方で、ゲート前に置くなどやり過ぎだと思う人も居るかも知れません。しかし基地(演習場)を返還するにあたって、そのままで良しというのがありえないことです。そこは閉じられたエリアじゃないのです。フェンスもない、誰でも入れる場所に銃弾等が落ちている。これを片付けろというのは、至極当然。これを個人等が下手に持ち帰ったら銃刀法違反でパクられる。
だからオレンジラインに置いたのは、そうした物はありません。
他方で、「ゴミ捨てダメ!」と行政は、あちこちに看板を掲げて、働きかけています。軍事基地は何故良いのか? 筋が通らぬ。
この問題は、不平等の、というか米国にひれ伏した戦後日本を象徴する問題だと、私は考えています。米日地位協定の態勢を打破しない限り、終らない。権力は家宅捜索で、逮捕できそうなもの物(ブツ)がでてきたら、引っかけるつもりでしょう。蝶類研究者の彼女をここまで、追い込んだのは誰なのか?
それは米日政府であると共に、私たちです。「米国がやることは正しい」と米国を仰ぎ、言い続けて、苦節76年の日本政府。そこに矛盾を感じずに生きてきた私たち「日本人」。そうした臣下のありようが、他人の迷惑顧みずオリンピックやるぞの行進曲。オリンピックを強行した暁にまっているのは、戦争です。「しめしめ黙ってついてきやがる」。軍艦マーチのお通りです。戦争はカッコいいもんじゃない!!!
これを私たちは何とかしなければなりません。
アキノ隊員のことは、昨日お知らせしたブログ『アキノ隊員の鱗翅体験』ばかりか、「ぼくたち、ここにいるよー高江の森の小さないのち」(影書房 2017年刊)があります。生きものに対するまっすぐな視線が美しいです。
6月2日に津堅島に不時着した米国海兵隊ヘリは6日夜の時点で動いていません。いつまで居座るつもりなのか。他人の農地を踏みつけながら、謝罪も状況説明もせずにふんぞり返る。これが「米日同盟」の偽らざる姿です。欧米人は日本人と違って謝らない、のではありません。責任を感じていないから謝らないのです。農地を他人の土地だと思っていない。米軍が行くところ、すべてが米軍の管理下にある。これが「地位協定」。
こうした日本政府を変えていきましょう。それこそ私たちの使命です。