ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け35年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

あらら、台風25号の影響がでてきそうです(20241115)

2024年11月15日 | 沖縄暮らし

おはようございます。2024年11月15日(金)曇り時々雨

 今日は取材に行く予定でしたが、空を観ると怪しい。大雨が降りそうなので、中止としました。今台風25号がフィリピン北にあり、北上中。これが北東に向かってくるとの予報です。17日~本格的な影響下に入りそうです。私も食料の買い出しに行きます。

 中心気圧は970ヘクトパスカルで、中心付近の最大風速は40m/S、最大瞬間風速は55m/s。この先台風はどこらで右折(東方へ)するかわかりませんが、それ次第では八重山・宮古・沖縄島などにも多大な影響をもたらしかねません。16~17日、沖縄島北部でも警報級の大雨が予報されています。先日の被害が解消されていないままダブルパンチも懸念されます。事前の対応が求められます。

 この付近の島に船で渡るとか、16日以降は不可能になると思います。それぞれの交通機関に必ずお確かめください。飛行機も同様です。

 私の友が東京から来ることになっており、どうなるだろう。心配です。名護まで来れるか?! 

 それにしても先日の豪雨による被害に対して、沖縄県は後れをとったようです。11月9日、10日が土・日だったとしても、遅い。私は勝連半島に居たら、晴れ、北部で豪雨を経験しました。まして県庁がある、那覇では晴れていたでしょう。私が公務員(土木部)時代には、台風や集中豪雨などが予想されるときは、庁舎に泊まり込んでいました。沖縄県には名護市内に北部合同庁舎もあり、現地、国頭村・大宜味村・東村・名護市・本部町・今帰仁村・恩納村と連絡体制がとれたはずです。

 問題なのは、いかなる事態の発生が予想されたら、どうするのかという対応マニュアルが十分だったのかです。沖縄には大きな川がないので、これまで大災害に見舞われることは殆ど(風台風を除き)なかったのです。それでもあちこちの山の斜面が崩れていたりする箇所が散見されており、地盤は緩んでいます。

 川が小さい分、伏流水が一気にあふれ出すことを警戒しなければなりません。大きな貯水池などの設営や、道路・人家の再配置も検討しなければならないかもしれません。従来の常識を超える災害があちこちで発生している現状を鑑みれば、陸の孤島になる事態をいかに抑えるのか、救出するのかは、県、市町村の責任です。まして沖縄総合事務局という内閣(府)の元に一元化されている国の機関がありながら、自治体への支援がしょぼいのはどうしたものだろう。基地建設だけにアクティブで、民生支援にネガティブな構造を私たちは打破しなければなりません。

 こうしたことを批判できるためにも、沖縄県は、警戒心を高め、自治の力を強め、普段からの対策を講じておくべきです。今回は間に合いませんが、県と北部市町村、県と島々の災害対策の検討会を組織的にやるべきです。必要な予算を取るためにも十分な検討を避けて通れません。

 これまでも、悪天候が続き、船が寄港できず、食料等の物資が不足することは、珍しいことではありません。陸の孤島も島の孤島化も現実問題です。

 この週末を十分に気をつけて過ごしましょう。

 



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