ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

名護湾に避難している船舶など(20241118ー①)

2024年11月18日 | 名護湾

2024年11月18日(月)晴れ 名護湾

やや気になったことがあったので、今朝も名護湾を覗いてきた。

天気は晴れだが、昨日に比べ、風・波は明らかに高い。

まずはいつも残照を撮る場所に行ってみた。昨日の場所より、南西に約200mの位置。

ここで地形図を広げ、恩納岳以東の山並みを確認。ここから見えるだけでも10km余りが、米軍中部訓練場(キャンプ・ハンセンとキャンプ・シュワブを併せた区域)。大きなホテルなどの奥が訓練場だ。

このとき、磁石が指す北に地図を合わせると恩納岳がしかるべき位置に来ない。コンクリートの上でやったのが原因だ。

このコンクリの構造物が磁性を帯びているようだ。約30cm離して計ったら、ピタリと恩納岳の方向と重なった。なお磁石には傾きがあり、磁北=真北ではない。緯度によって異なるが、ここらだと(「金武」の地形図によれば)、西に5度30分傾いている)

名護湾の正面を向くと、船が2隻。波風が結構強い。9:38

この煙突に書かれているマークは水産庁の漁業取締本部の船だ。「海星丸」499総トン。漁業取締船。どこから避難してきたのだろうか? 9:41

先週は同じく「はくたか」が避難してきていた(既報)。

奥に、おなじみになってしまった独立行政法人「エネルギー・金属鉱物資源機構」傘下の「はくれい」(白嶺)だ。9:42

1週間ぶりに参上だな。海底資源調査船であり、いづれにしても「この辺り」で、海底調査を継続してやっているのだろう。「どのあたり」なのか?

「海星丸」9:43

先週現れた「はくたか」も「海星丸」も身元が確かでない。水産庁の船だが、不確かだ。ネット検索してもこの2隻の名前を確認できない。水産庁は2018年1月15日、「漁業取締本部」を設置した。水産庁長官が漁業取締本部の本部長になり、その管理下に漁業取り締まり管理室を置き、各漁業調整事務所を支部に据えた。札幌・仙台・新潟・境港・神戸・福岡の6つの支部。それぞれが担任する海域があるはずだが、この2隻の説明がない。

そこで水産庁(農林省)に電話してみた。担当者の説明では、支部傘下の船ではなく、水産庁(東京)だという。だから担当海域もなく、時々の任務に応じて、水産庁の指令、あるいは各支部の指令を受けて行動すると言う。漁業取り締まりもなにやら怪しい動きをするようだ。よほど調べていかないと理解不能だな。ことは公海の漁場を含む漁業資源を巡る対立があり、面倒な話だ。

10時過ぎても、高速船「タクマ3号」(ジンベエフェリー)は現れなかった。同社のHPを見たら、「欠航」だとでていた。

9:54 私が右(東)に移動。この2隻。

移動中。10:07

木の茂みに交通標識が没している。赤と青のマーク。多分駐車禁止。こんなの気づかないよ。かといって、木を伐採すべしともいえないし、難しい。この土地は沖縄県(北部土木事務所)が管理しており、適切にやっていただきたい。

昨日の撮影地から。左側。右が恩納岳(おんなだけー363m)。左奥から右奥まで、米軍中部訓練場の山域になる。

改めて見ると、私たちの前に、観光地の奥が、人殺しの訓練場があるということだ。沖縄を象徴しているようだ。

ここまでくると、「はくれい」の奥に深田サルベージの多目的調査船「新潮丸」が見える。3隻目だ。10:11

それぞれどこで何をやっているのか? 

ちなみに深田サルベージ(株)は大浦湾に浮かべているデッキパージや軟弱地盤を調査した船など、新基地建設にも参画しており、疑いをもつ。彼らには、海は金儲けの手段なのだろう。

10:29

新潮丸。コンテナーを幾つも積載しているが、調査用か。10:29

この船は2096総トン。全長70.7m。幅16m。後部甲板513平方メートル(38m×13.5m)深田サルベージ(株)のHPから引用。

戻りましょう。



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